メルマガはこちらから

AIカメラで人流可視化や異常行動の検知など、AI画像解析技術を利用した「Secual AI Camera」提供開始

 株式会社Secualは2月17日に、AI画像解析技術を利用した「Secual AI Camera(セキュアルエーアイカメラ)」サービスを2025年2月から提供開始したことを発表した。

「Secual AI Camera」はAI画像解析技術を搭載した専用のエッジ端末でカメラ映像の解析を行い、ダッシュボードで可視化する。映像データは解析後に即時に削除し、蓄積されるものは数値化されたデータのみになる。

 提供する機能としては、混雑度(人数カウント)や滞在時間、歩行者の流れを解析する「人流データ分析」、歩行者の年齢や性別を推定する「属性分析」、歩行者の感情を分析する「感情分析」(サービス提供開始当初は未対応、今後順次対応予定)。

システム構成イメージ

「Secual AI Camera」の活用例として、公共空間・商業施設の運営支援が挙げられている。イベントスペースや商店街、公園などの活用状況を把握し、データをもとに来場者の流れに適した配置や企画の提案が可能になるとしている。また、防犯・安全対策の強化という面では、通常の監視カメラ機能に加え、異常行動の検知機能を搭載しており、不審な動きや特定エリアでの異常な滞留を検出し、管理者に通知することで、迅速な対応をサポートする。データ活用によるまちづくり支援という点においては、集めたデータを分析して地域ごとの課題解決や魅力発信に活用できるとしている。観光地での訪問者の行動傾向を分析し、効果的なプロモーションを展開することも可能としている。

■関連サイト

合わせて読みたい編集者オススメ記事