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こどもたちがマインクラフトでつくる未来のさいたま!

「さいたま市マイクラまちづくり体験ワークショップ_SAITAMA Minecraft AWARD 2024」レポート

提供: さいたま市

「さいたま市マイクラまちづくり体験ワークショップ_SAITAMA Minecraft AWARD 2024」が開催された

マイクラでさいたまの未来を作る

 2024年11月30日、「さいたま市マイクラまちづくり体験ワークショップ」が開催されました。

 さいたま市が主催する「SAITAMA Minecraft AWARD 2024」の一環として開かれたもので、さいたま市内在住・在学の小学校1年生から中学校3年生、およそ50名がさいたま市の浦和コミュニティセンターに集まりました。

※さいたま市では、実在する都市を再現する3D都市モデルのデータを活用して作成した、さいたま市のマインクラフトワールドデータを一般公開中。同ワールドデータを活用して、未来のさいたまをマインクラフトでつくるコンテスト「SAITAMA Minecraft AWARD 2024」を開催。

未来のさいたまをマインクラフトでつくるコンテスト「SAITAMA Minecraft AWARD 2024」

 はじめに、さいたま市職員の松山 幸司さんが、オープニングで本イベントの趣旨を話しました。SAITAMA Minecraft AWARD 2024というプロジェクトの主な目的は、「この街の未来をになうこどもたちに、この街の未来を考えてもらう、まちづくりに参画してもらうこと」だといいます。

 松山さんは、首都圏でのアクセスの良さや、JR大宮駅に新幹線が6本通っている点など、さいたま市の都市としての利便性や、うなぎ・盆栽・人形・スポーツといった文化に触れつつ、「みんながワクワクするアイデアを考えてくれたらうれしいです」と話してくれました。

さいたま市の職員で、SAITAMA Minecraft AWARD 2024を担当する松山 幸司さん

初心者でも安心! さいたま市の教職員がサポーターに

 ワークショップは、この日のこどもたちの作業を助けるサポーターの紹介からスタート。

 サポーターとして参加してくれたのは、さいたま市の教職員や大学生の方々です。グループごとに1名が担当につき、こどもたちのマインクラフトの操作や、アイディア作りをサポートしました。

さいたま市の教職員の方々が、サポーターとして参加

 また、ファシリテーターを務めたのは多数の小中学生向け教育プログラム/教材のプロデュース、ディレクションを手掛ける、学び×イベントの塾「SAIL -School of Voyager-」の代表・石井 龍生さん。自らが経営する塾でふだんから教え慣れていることもあってか、こどもたちに寄り添い、的確なアドバイスを与えていました。

学び×イベントの塾「SAIL -School of Voyager-」の代表・石井 龍生さんがファシリテーターを務めた

 まずはこどもたち一同、「アイデア発想ワークシート」から始めます。

 アイデア発想ワークシートは、発想の種から樹状にアイデアをふくらませて、作りたいものを定めていくためのオリジナルのシートです。

 大切なこととして、作りたいものをすぐに作り始めるのではなく、まずは書き出して、さいたま市ならではの工夫を盛り込み、発想を固めていくという進め方がとられました。

 はじめての作業ながら、こどもたちは楽しんで、同じテーブルの仲間たちと談笑したり、アイデアを交換しあいながら進めている様子です。

まず「アイデア発想ワークシート」を用いてさいたま市にあったらいいものを考える作業からスタート

初めての作業に戸惑いつつも、楽しそうなこどもたち

サポーターの先生と一緒にグループで話し合う

 アイデア発想ワークの作業を終えたこどもたち。中休みを挟んで、いよいよマインクラフトの操作にとりかかります。

 与えられた時間は1時間30分。保護者たちが見守る中、こどもたちは、サポーターと協力しつつどんどんまちや建物づくりを進めていきました。小学校低学年のこどもも多く参加したイベントだったので、ザワザワとした空間になるかと思いきや、想像よりはずっと静か。こどものマインクラフトにかける集中力は一級です。

サポーターの協力も得ながら作業を進める

すさまじい集中力で、あっという間にまちや建物を構築していきます

自由な発想が光るこどもたちの作品を紹介!

 1時間半の作業を終えて、まちや建築物が形になってきたこどもたちもいる様子。

 ここでは、当日プレゼンしてくれたこどもたちの作品を紹介していきましょう。

Aくんはサクラをモチーフにしたタワー型の施設を作成

 Aくんは、市内にお花見スポットも多いサクラの花をモチーフにしたタワーを作りました。

 全体的にサクラをあしらっているだけでなく、エレベーターで最上階に登ることができ、最上階は展望台として、さいたま市の街並みを一望できます。

空に向かってそびえるタワーから、満開のサクラが見える

 展望台からひとつ下のエリアには、滑り台を使って降りることができるなど、遊び心もきかせた作品に仕上がりました。

Tくんは、レストラン、キャンプ場、公園が配置されたまちを作成

 Tくんは、レストラン、キャンプ場、公園が配置されたまちを作成しました。石井さんが「これを作った理由は?」とたずねると、「作ろうと思ったから」とのこと。アイデアに理由は不要なようです。

さいたま市の街なかにできた公園など

 さいたまスーパーアリーナの近くに作った理由については、「スペースが空いていたから」と説明。「その視点はめちゃくちゃ大事だよね」と石井さん。

Nさんは「キャラ映画館」を作成。「スクリーンを作るのが大変だった」とのこと

 Nさんの作品は「キャラ映画館」。壁側にマインクラフトの象徴的な存在であるスティーブとアレックスをペイントし、ジュースの販売エリア、有名ゲームキャラクターを大きくあしらった壁紙など、ディティールにこだわった作品です。特に大変だった点をたずねられると、「スクリーンを作るのが大変だった」と答えていました。

キャラ映画館の屋上には、さいたま市のPRキャラクター、つなが竜ヌゥの姿も

 長い時間のイベントでしたが、こどもたちは最後まで楽しんでいた様子で、充実の土曜日となったようです。小学校2年生のこどもと参加した保護者の方は「こどもが楽しそうな様子で取り組んでいたと思う。これからもマインクラフトを通じて、継続的なスキルアップやさいたま市への視野を高められるようなつながりも持てると良い」と答えてくれました。

まだまだ間に合う! 作品募集は1月7日まで!

 「SAITAMA Minecraft AWARD 2024」の作品募集は2025年1月7日まで。その後1次審査を経て、2025年2月9日に最終審査会・表彰式が実施される予定です。「未来のまち部門」と「未来のたてもの部門」の2部門制で、テーマ性、独創性、作品完成度、技術力、さいたま愛の5項目が審査対象、さいたま市内在住または在学の小学校1年生から中学校3年生(個人もしくは5人までのグループ)が対象です。みなさんの挑戦を待っています!

ご協力いただいたサポーターのみなさん