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SWAT Mobility、鹿児島市交通局に路線バス運行データ分析支援システムを開発・提供

PR TIMES

SWAT Mobility Japan株式会社



SWAT Mobility Japan株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:末廣将志)は、鹿児島市交通局に、日々蓄積されていく膨大な路線バスの乗降データや人口動態・人流データを可視化し、多角的な分析を可能にし、ダイヤ改正を支援する分析システムの開発・提供を開始しました。

運行データ分析支援システム画面イメージ


●運行データ分析支援システム導入の背景
鹿児島市交通局では、公共交通の利用状況や人口動態の変化、また、運転士不足の課題等を踏まえ、効率的な路線・ダイヤへの見直しに継続的に取り組むことで、利便性の維持確保を図っていくこととしています。一方で、これまで局の職員の手で行ってきた路線・ダイヤの見直しは、蓄積された乗降データ等の活用の面で限界があったことから、これらのデータの有効に活用し、また人口分布・人流データも組み合わせた分析を効率的に行うため、運行データ分析支援システムの導入に取組むこととなりました。


●運行データ分析支援システム
SWAT Mobilityは、鹿児島市交通局の市電と市バスの大量の乗降データと運行計画データを統合し、人口分布・人流データを組み合わせた分析を可能とする運行データ分析支援システムの提供を開始しました。本システムでは、市電・市バスの運行路線、系統、便、券種などを考慮した多角的なデータ分析を1クリックで行うことができ、また、地図上に乗降データを可視化する機能を有し、誰もが、容易に、運行課題を特定し、ダイヤ改正等の提案を行うことが可能になります。

当社は、本分析システムを活用して、以下の4つの観点からダイヤ改正を提案しました。
※提案内容及び分析システムの結果を基に、鹿児島市交通局で今後ダイヤ改正等の総合的に検討を行うものであり、提案内容がそのまま改正内容とはなりません。

- 運行便数の効率化:バスの利用実態を分析し、サービスレベルを低下させない範囲で、減便が可能な8路線9系統を提案。
- 運行区間の効率化:バスの系統キロ程と、利用者の平均乗車キロがかけ離れている系統を中心に、8路線の運行区間の見直しを提案。
- 車両サイズの効率化:路線毎の最大通過人員に基づいて、最適な車両サイズを、車両カテゴリに基づき、大型車推奨路線8路線、中型車推奨路線12路線、小型車推奨路線16路線提案。
- 人口分布分析・人流分析を基にした新規路線の可能性検証:沿線人口分布から、バスの運行頻度(1時間に2本以上)を十分確保できる沿線を通過していることを示し、人口分布の観点から、さらなる需要が獲得できる地域を提案。



運行区間の効率化分析 画像


路線沿線人口分布・人流に基づく需要分析 画像


分析システムで可視化・分析できる項目
- 系統別輸送実績
- 系統別属性毎輸送実績
- 便別OD
- 便別通過人員
- 時間帯別通過人員
- 路線沿線人口分布・人流に基づく需要分析


●SWAT Mobility Japanについて
SWAT Mobilityは人・モノの移動に関する課題解決のため、オンデマンド交通運行システム、路線バス交通分析ツール、物流配送最適化システムを提供しています。最少の車両台数で複数の乗客・モノを効率良く相乗りさせるルーティング・アルゴリズムは世界トップクラスと認定されています。テクノロジーの社会実装を通し、当社ビジョン”Empowering the world to move more with less”の実現を追求していきます。

SWAT Mobility Japan株式会社
所在地:東京都千代田区麹町
代表者:代表取締役 末廣将志
設立:2020年
ホームページ: https://www.swatmobility.com/jp