NearMe『野沢温泉村内での公共ライドシェアの実証実験』に参画
株式会社NearMe
~11月1日(金)より実証事業を開始。「JR東日本」が主催する「WaaS共創コンソーシアム※1」による取り組みの一環として、地元交通業者が運行するライドシェア車両をサポート~
移動の課題に取り組むソーシャルデザインカンパニーの株式会社NearMe(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高原幸一郎、以下:ニアミー)は、東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:喜㔟 陽一、以下「JR東日本」)が主催する「WaaS共創コンソーシアム」による取り組みの一環として11月1日(金)から2025年1月31日(金)まで実施する『野沢温泉村内での公共ライドシェア※2の実証実験』に参画します。具体的には、地元交通事業者が運営するライドシェア車両にニアミーの予約システムを導入することで移動の課題解決を目指していきます。
※1「WaaS共創コンソーシアム」は、Well-beingな社会の実現に向けて、移動×空間価値の向上をめざすコンソーシアムです。
(https://www.jreast.co.jp/jrewcc/)
※ 2公共ライドシェア:交通空白地の解消を目的として、道路交通法第78条第2号を適用し、自治体や非営利団体が主体となり、 自家用車(白ナンバー)で有償運送をするものです。
- 『野沢温泉村内での公共ライドシェア※2の実証実験』概要
『野沢温泉村内での公共ライドシェア※2の実証実験』は、地域の社会課題であるモビリティ改善と、地域への経済波及効果を測ることと、タクシードライバーの不足とスキーシーズンのインバウンド需要増に伴い不足する地域住民の移動手段を提供することで、地域の社会課題解決を目指します。
実証実験では、利用状況、ご利用のお客さまとドライバーからの評価などから移動ニーズや運営方法、利便性を検証しながら、実証実験以降の展開についても検討していきます。
本実証実験の中でニアミーは、運行を担う地元交通事業者「のざわ温泉交通」が運行管理する一般ドライバーによるライドシェア車両の予約システムを担います。予約システムは、具体的に運行の予約と目的地までのルーティング、そして出発地から目的地までの運賃の事前確定までをオンライン上で完結することができるため、ライドシェアドライバーの運行業務の負担軽減を実現します。また、システムの導入においては、ライドシェアドライバーに対して講習を行い、スムーズなシステム利用をサポートします。
これから迎える野沢温泉村の観光シーズンにおいては、インバウンド需要も含め国内外から多く観光客が訪れることが見込まれます。インバウンド需要においては、ニアミーの予約システムは英語にも対応をしているため、よりスムーズに移動のニーズに対応することができます。
- 『野沢温泉村内での公共ライドシェア※2』運行概要
※2024年10月9日(水)時点。内容が変更となる可能性があります。詳細はサービスサイトをご確認ください
- 『野沢温泉村内での公共ライドシェア※2』実施体制
- 株式会社NearMe 代表取締役社長 高原幸一郎 コメント
ニアミーの配車システムは、複数の乗車注文を一元管理して利用できるもので、ドライバーの繁忙状況によって受注判断をできるなど、運行事業者が活用しやすいサービス設計としています。その点も含めて運行事業者との共存という観点で評価をいただいたことで『野沢温泉村内の公共ライドシェア※2』の実証実験への参画が決定したことを大変うれしく思います。
移動の担い手が不足している地方交通において、今後予想されているインバウンドによる需要の増加に対応しながら、地域住民の日々の移動手段を確保することがより困難になることが予想されます。
今回、お取り組みをさせていただく『野沢温泉村内の公共ライドシェア※2』は、交通事業者管理のもとで一般ドライバーも移動の担い手に据えた「量」の観点から移動課題を解決するアプローチです。ニアミーが提供する予約システムは、運行予約・ルーティング・運賃の事前確定までをオンライン上で完結できるため、交通事業者の業務DXにも貢献、英語にも対応しているのでインバウンドにも貢献します。観光のハイシーズンを迎える野沢温泉村の移動課題解決に向けてニアミーのサービスが少しでも貢献できればと考えています。
- 「NearMe」について
「NearMe」は、独自のAIを活用した最適なルーティングで、出発地から目的地までの移動をドアツードアで結ぶタクシーのシェアサービスです。その中でも、空港とその周辺の都市部を結ぶ空港送迎型のエアポートシャトルサービスは、2019年8月のサービス開始よりこれまで延べ85万以上※3の方々にご利用いただいています。 現在は、全国16の空港※4(羽田空港、成田空港、伊丹空港、関西空港、新千歳空港、中部国際空港、福岡空港、那覇空港、旭川空港、帯広空港、青森空港、仙台空港、静岡空港、南紀白浜空港、徳島空港、北九州空港)と、空港周辺の都市部でご利用いただくことができます。対象エリアであれば、出発地となるご自宅から空港、そして空港から最終目的地まで一気通貫でつながるため、公共交通機関の乗り換えがなくなるなど、ストレスフリーな移動体験を提供することができます。また、貸切送迎サービスや、東京都と千葉県全域のゴルフ場と東京都23区内を結ぶゴルフシャトルなど、シチュエーションに応じて様々な移動のニーズに対応するための各種サービスを展開しています。
その他にも、スポーツ観戦における移動をスムーズにし、スタジアム周辺の渋滞によるCO2排出や排気ガスによる環境問題、交通事故など様々な地域課題解決を目指した『スタジアムシェアタクシー』※5や、秋田県美郷町の観光二次交通の課題解消を目指した『ミズモシャトル』※5、高齢者の移動支援サービスのAIデマンドシステムとして採用された山形市の「金井地区モデル事業(かなみちゃんタクシー)」※5など、地域ごとの交通課題解消を目指した様々な実証事業を行っています。
※3 2024年8月時点。
※4 2024年4月時点。旭川空港、帯広空港、仙台空港、静岡空港は貸切送迎サービスのみ。
※5 実証事業は終了しています。
■自治体版ライドシェア/日本版ライドシェアに関するお問合せフォーム
https://forms.gle/86crBvCKjcKqaLze9
- アプリ「NearMe」について
アプリ名:NearMe|ニアミー【シェア乗りアプリ】
ダウンロードURL:https://nearme.go.link?adj_t=1dcv3yxs
利用可能サービス:エアポートシャトル/タウンシャトル/ゴルフシャトル
対応決済:Visa / Mastercard / JCB / American Express / Diners Club
- 会社概要
会社名 :株式会社NearMe
所在地 :東京都中央区日本橋富沢町9-4 THE E.A.S.T.日本橋富沢町
代表者 :代表取締役 高原幸一郎
設立 :2017年7月18日
URL :https://nearme.jp/
移動でき、住みたい街に住み続けられる社会を実現することをミッションに掲げ、まずは、リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献するマッチングプラットフォームになるべく、シェアリングエコノミーのMaaS領域から事業活動をスタート。
2019年8月より空港送迎型のエアポートシャトルを運営し、独自AIを発展させ、ルーティングの最適化技術を確立。この技術を活用し、不特定多数ではなく少人数かつ誰が乗車したか追跡できる方法で活用していただける街中相乗りサービスなどを展開しています。なお、ニアミーは、2023年4月、経済産業省が行政との連携実績のある企業を中心に事例を紹介する「行政との連携実績のあるスタートアップ100選」に掲載。週刊東洋経済(発行:東洋経済新報社)の『「すごいベンチャー100」2023年最新版』、日経クロストレンド(発行:日経BP社)の「未来の市場をつくる100社【2024年版】」にそれぞれ選出。「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」(主催:一般社団法人日本自動車工業会)の開催期間内に行われた日本最大級のピッチイベント『Pitch Contest & Award』でクランプリを獲得。デロイト トーマツ グループが発表したテクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2023 Japan」では、447.8%の収益(売上高)成長を記録して9位を受賞。