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キンドリル、データセンターの温熱環境を刷新し、パナソニックグループ基幹DCのCO2排出量削減に貢献

PR TIMES

キンドリルジャパン株式会社
キンドリルジャパン株式会社(以下 キンドリル)は、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(本社:大阪府大阪市北区、代表取締役社長:玉置 肇、以下 パナソニックIS)がグループ向け基幹システムを運用しているデータセンターについて、キンドリルのカーボンマネジメントソリューションやデータセンター設備の知見やスキルを活用し、温熱環境を検証して10台の空調機を削減することでITインフラに最適かつサステナブルな温熱環境への刷新に貢献しました。これにより、年間約180トンのCO2削減を達成すると考え、パナソニックグループがカーボンニュートラル化に向けて掲げる地球環境課題解決施策に、貢献することができました。


パナソニックグループは、2022年1月に長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」を策定し、2050年までに3億トン以上のCO2削減インパクト※1を目指しています。企業成長の基盤となるIT環境においてもCO2排出量削減に向けた取り組みが必須であり、システムの安定稼働を維持しながら、最適でサステナブルな環境の構築が求められていました。
※1. 2020年 エネルギー起源CO2排出量 317億トン(出典:IEA)


空調稼働の最適化には、機器の吸気温度の推移を前提としながら、システムの安定稼働と空調機稼働の最小化の両方を図ることが重要です。今回、キンドリルのカーボンマネジメントソリューションの一つであるサーマルシミュレーションを活用してデータセンター内の温熱環境を検証しました。その結果、排熱回り込みや冷風不足の箇所が判明し、天井開口やパーティションの設置、ケーブル開口部塞ぎ、ラックデザインの変更を行いました。また、サステナブルなデータセンターを維持するための支援として、今後の運用や機器の変更に役立つ運用ガイドを策定しました。以前はデータセンター全体として約35台の空調機を稼働していましたが、今回の取り組みにより約29%にあたる10台を削減でき、年間約180トンのCO2削減を達成することになると考えます。

キンドリルは、長年にわたり培ってきたデータセンターの構想策定から運用までの一貫した設備関連の豊富な知見やスキルを持っています。また、カーボンマネジメントソリューションとしてCO2削減に向けたデータセンター関連サービスを提供しており、サーマルシミュレーションもその一つです。

パナソニックIS 専務執行役員 酒井 智幸は次のように述べています。「パナソニックグループは、自社や社会のCO2排出量を減らし、地球温暖化の解決に向けて取り組むことを、グループとしての重要課題と考えています。キンドリルのデータセンターに関する知見を活用し、CO2削減を出来ることは素晴らしい成果であり、サステナブルな地球に向けて貢献することができました」

キンドリルジャパン株式会社の技術理事(DE:Distinguished Engineer)である前田啓介は次のように述べています。「キンドリルは長年にわたりデータセンターを利用したITインフラの設計、構築、運用を行ってきました。データセンターのモダナイゼーションは、企業だけでなく社会全体にとって喫緊の課題です。率先して地球温暖化に取り組むパナソニックグループをご支援できたことをとてもうれしく思います」

以上

キンドリル(Kyndryl Holdings, Inc.)について
キンドリル(NYSE: KD)は、60カ国以上で数千にのぼる企業のお客様にサービスを提供する世界最大級のITインフラストラクチャーサービスプロバイダーであり、世界中の企業が日々の業務で利用する複雑かつミッションクリティカルな情報システムを設計、構築、管理、モダナイズしています。詳細については、www.kyndryl.com またはwww.kyndryl.com/jp/ja をご覧ください。