B Dash Camp 2024 Spring in Sapporoが開催 24日には「Pitch Arena」決勝も
「B Dash Camp 2024 Spring in Sapporo」が5月22日から24日まで札幌市内で開催されている。スタートアップの経営者・経営幹部をはじめ、上場企業の役員、ベンチャーキャピタル、スタートアップ支援者などが参加。多彩なスピーカーやモデレーターが登壇するセッションのほか、スタートアップが出場するピッチコンテスト「Pitch Arena」が行われる。また、ネットワーキングの機会が会期中に幾度も設けられ、サイドイベントも通じて参加者同士の盛んな交流が図られている。
今回の全体テーマは、前回の2023年秋に引き続き、「Halfway Point(道半ば)」。このテーマに関して、23日のオープニングに登壇したB Dash Ventures代表取締役社長の渡辺洋行氏は「スタートアップ業界を取り巻く環境は、ここ数年感じられている停滞期からまだ脱していないように思っている」とコメント。まさに道半ばではあるが、その一方で「いろいろな改善、明るい兆しは見えてきている」とした。既存の規制にチャレンジして新しいビジネスを産み出そうとする取り組みや、国内市場だけでなく海外へ打って出るスタートアップの動き、政府によるスタートアップ支援のさらなる拡大といった兆候がみてとれるという。
渡辺氏は、こうした兆しについて「今回のB Dash Campを通じてよりクリアにして、来年、再来年――来たるべき大きく花開くところに向かって業界全体で進んでいけるようにしたい。今回のさまざまなセッションやネットワーキングの機会に参加いただき、皆さまのビジネスの発展につなげていただきたい」と来場者に語りかけた。
オープニングに続いて「ネット企業の成長はどこに向かうのか(2024春編)」と題したパネルディスカッションが行われた。このセッションをかわぎりに23日24日からにかけて、AIやWeb3、ライドシェア、マーケティングや経営戦略、スタートアップの海外展開など多様なテーマでセッションが展開される。
ピッチコンテスト「Pitch Arena」には、15社のスタートアップが参加。23日午後に3グループに分かれて予選が行われ、24日の「Final Round(決勝)」に進む6社が決定した。
決勝進出を決めたスタートアップは、以下の通り。
・emole株式会社
・株式会社GOKKO
・株式会社Penetrator
・PortRay株式会社
・株式会社Singular Perturbations
・株式会社Smart Craft
また、今回の予選に出場した15社は以下の通り(各グループ登壇順)。約150社の応募の中から書類審査・面談を経て出場が決定したという。
<Group A>
株式会社GOKKO(https://gokko5club.com/)
株式会社Penetrator(https://pntwhere.com/)
株式会社PeopleX(https://peoplex.jp/)
株式会社Puff(https://puffinc.co.jp/)
株式会社スタジオプレーリー(https://corp.studio-prairie.com/)
<Group B>
株式会社BabyJam(https://www.babyjam.jp/)
株式会社ドットアイ(https://www.doti.co.jp/)
株式会社LOOV(https://www.loov.co.jp/)
PortRay株式会社(https://portrayinc.com/)
株式会社Smart Craft(https://smartcraft.jp/)
<Group C>
emole株式会社(https://emole.co.jp/)
HIRAKUホールディングス株式会社(https://www.hirakugroup.com/)
株式会社マップフォー(https://www.map4.jp/)
株式会社アウトラウド(https://out-loud.net/)
株式会社Singular Perturbations(https://www.singular-perturbations.com/)
「B Dash Camp 2024 Spring in Sapporo」の会期は5月24日まで。24日も各種セッションと「Pitch Arena」の決勝が行われる。クロージングセッションと「Pitch Arena Final Round(決勝)」はYouTubeでライブ配信される予定だ。