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共創と宇宙 北九州市がスタートアップと描く未来

北九州市発の大規模スタートアップイベント「WORK AND ROLE 2024」レポート

特集
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提供: 北九州市

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COMPASS小倉 アクセラレーションプログラム

 続いてのセッションは、「COMPASS小倉 アクセラレーションプログラム」。

 まず、COMPASS共同事業体の事務局長兼スタートアップ支援責任者である福岡広兵氏がプロジェクトについて説明した。スタートアップにおいて「プレシード」という段階は「人間でいえば赤ん坊のようなもの」。そんなプレシードにブレない指針を示すのが、人情みのあるプレシード向けのアクセラプログラム「COMPASS小倉 アクセラレーションプログラム」だ、という。過去15社を支援し、6社がシード調達を実現するなど実績を示した。

 今回は2社のスタートアップが登壇した。

株式会社DanA Creations
 株式会社DanA Creationsは、外国人向けオンライン文化プラットフォーム「The SAHOU」を展開する。

 代表取締役CEOの田仲未佳氏は、「五感を覚醒させる空間づくり」を目指しているという。物を届けるのではなく、空間を届ける。日本文化だけでなく、世界の文化を伝えるプラットフォームとして成長させていきたいと目標を語った。

株式会社What Go Around
 世界に日本食を届けるプラットフォーム「FOOD COMECOME」を手がける株式会社What Go Around。代表取締役CEOの山内与策氏は、地方の「おいしい、安心安全で、ニッチな食材」を独自の越境ECで誰もが簡単に海外向け販路を持てるようにしたいという。特に言語や習慣など海外販売のハードルとなっているポイントをクリアし、地方の中小企業を支援するという。

 山内氏は、社会に大きなインパクトを残したい、生まれ育った北九州市に恩返しをしたいと胸熱く語り、事業に対する思いを示した。

パネルセッション1/未来セクション「スタートアップと共創する未来」

 パネルセッション1/未来セクションでは、「スタートアップと共創する未来」と題してディスカッションが行われた。

 大企業のスタートアップ支援に関して、近年では課題解決型のスタートアップに注目も集まり、支援も積極的になっているという。また、スタートアップがユニコーンを目指すのは重要だが、「投資家を育てる教育も必要なのでは?」との議論も交わされた。そして、今までの(大企業が得てきた)成功体験を壊すというつもりで、企業同士、新たな協業、共創をしていこうとも呼びかけられた。

 また、モデレーターを務めた佐々木 紀彦氏が経営するPIVOT株式会社も北九州が産んだスタートアップということで、北九州市市長の武内和久氏も期待を寄せた。佐々木氏も「北九州市に恩返しができるようこれからもがんばりたい」と応える場面もあった。

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