オンライン試験の監視を強化する「不正監視AI(β版)」
オンライン試験のカンニング行為や替え玉受験対策に活用
シェアウィズは2月27日、試験に強い学習管理システム「WisdomBase(ウィズダムベース)」にて、オンライン試験を受験している受験者の様子を監視し不正行為を検知する「不正監視AI(β版)」を提供開始。
本機能では、PCやスマートフォンのインカメラで撮影した受験者の画像を独自開発したAIが解析し、受験者の不正度合いを数値化する。試験監督官に代わって、受験者の不正度合いをAIがチェック。オンライン試験のカンニング行為や替え玉受験対策として利用できる。
開発の背景と今後について
近年、司法試験のCBT方式の導入などを例として、PCから受験するオンライン試験の需要が高まっている。オンライン試験の導入により、問題用紙の手配や採点など運用者の業務負担の軽減や、会場までの移動、受験日時の調整など受験者の利便性向上などの効果がある。
一方、オンライン試験ではカンニングや替え玉受験などの不正行為対策が懸念点としてあるという。
シェアウィズが提供するWisdomBaseでは、受験中の様子を監視する「インカメラ監視機能」や「デスクトップ監視機能」などの不正対策機能をリリースし、オンラインでも公平性を担保し試験を実施できるシステムを提供してきた。
現在、より厳密性の高い試験のオンライン化の需要を鑑みて、AIを利用した不正監視機能の開発を進めている。今後はβ版で得た改善点や要望を機能に反映させることで、不正対策機能としての価値をさらに高め、正式リリースを目指していくという。
不正監視AI(β版)に関する相談は以下URLにて受け付けている。