VRで浮体式洋上風力発電の建設後イメージを投影するシステムを開発し、環境省委託事業で使用されました
株式会社Mogura
株式会社Mogura(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:久保田 瞬、以下「当社」)は、VRシステム「浮体式洋上風力発電施設 景観合成システム」を開発しました。
本システムは、環境省「令和3年度浮体式洋上風力発電による地域の脱炭素化ビジネス促進事業委託業務(理解醸成事業)」を受託した一般社団法人オフショアウィンドファーム事業推進協会が主催した、北海道利尻島・奥尻島等の地域住民理解醸成のための説明会にて使用されました。
VRシステムの開発、機材手配から体験会支援まで実施
本システムは、浮体式洋上風力発電施設を新たに設置することを検討する際に、設置後の実態に近い景観イメージを作成し、VRで提示することで、地域住民との理解醸成・合意形成を促進するためのVRシステムです。約20台の一体型VRヘッドマウントディスプレイを使用し、同時接続・同時体験が可能なシステムとなっています。
洋上風力発電において、観光関係者や地域住民の理解醸成で重要なのは「景観への影響」です。より現実に近い景観を体験できるようにするため、当社は景観に没入できるVRヘッドセットを使った景観評価について検討を行いました。
今回の業務で実施した一連の内容は以下の通りです。
・VRシステムの企画・設計
特定地点から撮影した360度写真に浮体式洋上風力発電施設の3Dモデルを合成し、その合成画像をVRヘッドマウントディスプレイへ配信すると、閲覧者が複数の360度画像を閲覧できるシステムを構築。
・360度画像の作成から出力までのフローの確立
360度写真と風車3Dモデルおよび、両者の位置情報(緯度・経度等)をもとに、合成画像が作成・出力できるソフトウェアのプロトタイプモデルを制作したうえで、360度写真を合成・配信するシステムフローを整理。
・VR体験に必要な機材の調達
関係者および住民の方がVR体験できるよう、入手可能な機材の仕様調査を行い、最適と判断した機材を予備も含めて30台ほど調達し、その機材のセットアップを行った。
・体験会の実施支援
システム完成後、運営支援や万が一の異常発生時への対応の為、現地(利尻島)での体験会に随行。
(2023年12月6日~8日に実施された、環境配慮型製品・サービス展示会「エコプロ2023」にて、環境省の展示の一部として、本VRシステムの展示も行われました)
※本VRシステムは、バーチャル領域(XR/メタバース/VTuber)に関する国内最大級のカンファレンス「XR Kaigi 2023 https://www.xrkaigi.com/pages/expo_floor_map」にも出展予定です(12月21日~22日のエキスポエリアにて。ブース番号:4-307)。
株式会社Moguraについて
「豊かな体験を世界中に」。
創業以前からVR/AR/MR/VTuber専門メディアMogura VRを運営。メディアを情報プラットフォームとして展開しながら、業界の中核からこの分野に関わる企業をサポート。普及を加速させるために「メディア」「コンサルティング・開発」「イベント」「製品販売」「人材」の5つの事業を展開しています。
会社サイトはこちら▶https://mogura.co/
「Mogura NEXT」について
株式会社Moguraが提供する、AR/VR/メタバース/アバター(VTuber含む)領域に特化した、リサーチ・コンサルティング・開発サービスです。国内最大のXR専門メディア「Mogura VR」を運営する株式会社Moguraによる業界随一のコンサルティング力を武器に、開発・調査・アドバイザリーなど幅広く企業・行政機関のXRの取組をご支援しています。
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Mogura NEXT概要資料はこちら▶https://lp.mogura.co/next-form