集めた素材で武器や装備を創造(キャスト)
本作ではモンスターを倒す、あるいはダンジョン内にある宝箱から入手した素材を合成することで、いつでも武器や装備品を創造(キャスト)できる。その数なんと90種類以上!
武器はそれぞれに攻撃方法が異なり、剣や斧などの近接武器やダガー、クロスボウといった飛び道具など、間合いも威力もさまざま。中には、モンスターに向かって誘導する矢や、コミック版に登場した蛇腹剣なんて変わり種もあるので、ついつい新しい武器を作ってみたくなる。
マントやアクセサリーからなる装備品は、ヨハネのHPやDPを増加させたり、敵の攻撃によるステータス異常を防いだりと、さまざまな効果を有している。中には時間経過でHPやDPを自動回復するモノ、壁登りの制限を無くすモノなどもあり、冒険をサポートしてくれる。ゲームの進行と共に装備枠が増えていく(最大3つ)ので、複数効果を同時に得られる。
仲間を助けるごとに探索範囲はさらに広がる!
アニメでヨハネを支えた仲間たちの存在はゲームでも重要。エリアごとに登場する巨大なボスを倒すことで新たな仲間が加わって、その後のヨハネを手助けしてくれる。
登場メンバーはハナマル、ダイヤ、ルビィ、チカ、ヨウ、カナン、リコ、マリの8人。DPを消費することで呼び出せる彼女たちは、それぞれに個性的なアクションでヨハネをサポート。
例えばチカなら空気砲(バップガン)でモンスターの動きを止めたり、カナンならトノサマが上空から敵を踏み潰したりといった具合。ドット絵となったキャラクターたちがアニメ譲りのアクションを見せてくれるのはとってもキュートだ。
しかも、それぞれのアクションはダンジョン内のギミックを解くためにも用いられる。中にはちょっと頭を捻らないと解けないギミックもあるので、プレイヤーの発想力が試されることになる。
さらに、仲間たちを救出後ヨハネの占いの館(自宅)に戻ると、仲間たちがダンジョン内でなくしてしまったアイテムを探し出す追加ミッションが発生。探し出せば、仲間の能力が強化され、さらにモンスター退治&ダンジョン探索に役立ってくれる。
アクション初心者に適度な歯ごたえ。原作ファンにもオススメ
アニメ原作のゲーム化というとアドベンチャーゲームや育成、音楽ゲームなどが好まれる中、あえてアクションゲームというジャンルを選んだ本作。
ゲームジャンルの特性上重厚なストーリーや豪華なアニメーション映像こそないものの、1枚絵やボイスが効果的に使われて原作の(暖かでちょっとコミカルな)世界観が上手に表現されている。
アクションゲームとしては敵やギミックをひとつひとつ着実に攻略していくオーソドックスな作りは、繰り返し書いたようにとっつきやすいもの。ゲームオーバーによるペナルティがなく、回復アイテムも使い放題なので、ぶっちゃけ力押しで進めることも可能だ。
人によってはゆるいと感じるかもしれないけど、購入者全員にクリアしてもらいたいという意志が見える。「興味はあるけど難しそうだな」と思ってる人にほどオススメしたい。
【ゲーム情報】
タイトル:幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-
(ゲンジツのヨハネ ブレイズ イン ザ ディープブルー)
ジャンル:アクション
販売:インティ・クリエイツ
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
※パッケージ版はNintendo Switch/PlayStation 5のみ。
発売日:発売中(2023年11月16日)
価格:
パッケージ通常版:6380円
パッケージ限定版:1万4080円
ダウンロード版:5280円
CERO:A(全年齢対象)
©PROJECT YOHANE
©INTI CREATES CO., LTD.
©HAPPINET
※ゲーム画像は開発中のものです。
ASCII.jpの最新情報を購読しよう