第10回
2Dアクション入門としてもオススメ!『幻日のヨハネ - BLAZE in the DEEPBLUE -』の魅力をプロデューサーにメールで直撃!
今注目の最新ゲームの開発者やプロデューサーにメールでインタビューする連載企画の第10回目は、2023年11月16日(木)に発売予定のインティ・クリエイツの『幻日のヨハネ - BLAZE in the DEEPBLUE -』をピックアップ。「幻日のヨハネ」は、「ラブライブ!シリーズ」第2作「ラブライブ!サンシャイン!!」の公式スピンオフ作品。
2023年6月25日からテレビアニメ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』が放送されていたが、『幻日のヨハネ - BLAZE in the DEEPBLUE -』は、その世界観を舞台とした探索型2Dアクションゲームとなっている。プラットフォームはNintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)と幅広い。
プレイヤーは主人公・ヨハネとなって、相棒のライラプスと共にモンスターが跋扈する謎の海底ダンジョンに消えていった仲間たちの救出を目指す。ヨハネはダンジョン内で入手した素材アイテムを組み合わせることで装備品を作ったり、救出した仲間の力を借りることで、探索範囲を徐々に広げていける。
ダンジョン内には、一部ランダムに構造が変化する場所もあるため、飽きが来ない冒険が楽しめる作品となっている。
そんな本作の魅力は、いったいどんなところにあるのか、プロデューサーである河内厚典氏(以下、敬称略)にメールでいくつかの質問にご回答頂いたので、ご紹介したい。
最大のこだわりは「自由度の高さ」
編集部:『幻日のヨハネ』を発売することになった経緯を教えてください。
河内:もう1年以上前の話になりますが、バンダイナムコフィルムワークスの「幻日のヨハネ」の担当の方とお話する機会があり、ラブライブ!シリーズで従来になかった面白い事をやりたいですね、という話になりました。
そこから、弊社が得意な2Dドットアクションゲームならファンの方々にも新鮮な体験をしてもらえるのでは、と企画をまとめていきました。
今年のエイプリルフールでその片鱗をお見せできたのですが、多くの方に喜んでいただけたようで、その追い風もあって良い形でゲームがまとまったかと思います。
編集部:ズバリ最大のこだわりポイントは?
河内:攻略の自由度の高さです。
本作は「ゲーム初心者にとってわかりやすい探索アクション」を心がけているため、一見するとあまり迷わないように見えるのですが、実は数多くの攻略ルートが存在しています。
構造が変化するランダムエリアなどもあり、探索のたびに新鮮な気持ちで楽しめるので、ぜひ毎回違ったプレイスタイルで、何周も遊んでみてください!
編集部:本作ではいろんなアイテムを創造(キャスト)できるシステムがありますが、初心者にオススメの武器や、開発の中でのイチオシ武器などがあれば教えてください。
河内:序盤は火力が高い遠距離攻撃の「バーストボウ」がオススメです。海底火山を先に回ると作成しやすいのですが、海底火山自体はかなりの難所なので、バーストボウが完成したら撤退して他のルートを探してみるのも良いかもしれません。その他には、攻撃後の硬直が少なくサクサク連打できる「ブロードソード」や「カタナ」などもオススメです。
あと、「蛇腹剣」は使い勝手にクセがありますが、ナナメ方向へも撃てるので上空に止まる敵には有効かもしれません。
編集部:本作では複数の仲間がいますが、それぞれの特徴と、オススメポイントを教えてください。
河内:クセがなく使いやすいライラプス。それぞれ対応する属性の敵に強いダイヤ・リコ・マリ。トゲ地形を破壊してくれるハナマル。敵の遠距離攻撃を防いでくれるルビィ。敵の動きを一時的に止められるチカ。空中移動が可能になるヨウ。特殊な足場が破壊できて攻撃力も高いカナン……といったところでしょうか。
また、彼女たちから頼まれるクエストを達成することで、それぞれの強化能力も使えるようになります。強化能力はどれもゲームバランスを崩壊させるほど強いので、攻略に行き詰ったらクエストを優先してみると良いかもしれません。
編集部:本作を作るうえで、何か苦労した点などはありますか?
河内:開発中はまだアニメも未放送で手探り状態だったため、原作のイメージを守りつつ、どうゲームならではの物にできるか?という点には悩みました。
編集部:本作はシリーズ初、Steam版も発売されますが、フレームレートやウルトラワイド対応など、何かコンシューマー版との違いがあれば教えてください。
河内:基本的にはコンシューマー版と同様の内容となっています。Steam版は一部のハードと同じように、高リフレッシュレートのモニターに接続すれば120fps動作が可能になります。
編集部:ゲームエンジンやオープンツールはどんなものを使用し、それによって従来よりも進化したポイントなどがあれば、教えてください。
河内:2Dアクションゲーム開発に特化した社内エンジンを使用しています。
編集部:実は推奨環境で公開している以上に、CPUとGPUどのメーカー製の方が快適に遊べるとか、ヘッドセットやマウスなど、この周辺機器があるとよりゲームが楽しめる、といったワンポイントアドバイスなどが、何かありましたら教えてください。
河内:初心者が遊びやすいゲームを目指し開発したため、特にこれがあれば……といったものはありません。
しいて言えばSteam版開発中はXboxコントローラーを使用することが多かったので、Xboxコントローラーがあれば遊びやすいかと思います。Steam Deckでも快適に動作しますので、Steam版を持ち運びたい方はそちらがオススメです。
編集部:最後に読者の方に伝えたいことがあればお願い致します。
河内:本作は探索型2Dアクションの入門編として非常にオススメなゲームとなっています。ディープな2Dアクションファンには少し物足りなく思えるかもしれませんが、ベースがシンプル&カジュアルだからこそ、さまざまなプレイスタイルに耐えるよう作ってあるので、あえて弱い装備を使ってみる、回復アイテムに頼らないなど、思い思いの遊び方を試してみてください。
もちろん「幻日のヨハネ」のキャラクターの魅力にも細心の心配りをして制作していますので、彼女たちの魅力を充分に楽しんでいただきたいです。
【ゲーム情報】
タイトル:幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE-
(ゲンジツのヨハネ ブレイズ イン ザ ディープブルー)
ジャンル:アクション
販売:インティ・クリエイツ
プラットフォーム:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
※パッケージ版はNintendo Switch/PlayStation 5のみ。
発売日:2023年11月16日予定
価格:
パッケージ通常版:6380円
パッケージ限定版:1万4080円
ダウンロード版:5280円
CERO:A(全年齢対象)
【特典情報】
■パッケージ限定版特典物
・A5アクリルボード
・B2タペストリー(組立式)
・サウンドトラックCD(1枚)
■パッケージ予約特典
・ミニマグネット
©PROJECT YOHANE
©INTI CREATES CO., LTD.
©HAPPINET
※ゲーム画像は開発中のものです。
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