「みどころキューブ(R) SaaS型」が博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」と連携
早稲田システム開発株式会社
早稲田システム開発株式会社が運営中の博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」は、システムに搭載したWeb API機能を介して、大日本印刷株式会社(DNP)が開発したDNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ SaaS型」(以下「みどころキューブ」)との連携を開始いたしましたので、お知らせいたします。
新発想のデータビューア「みどころキューブ」
「みどころキューブ」は、ミュージアムのコレクションを構成する資料・作品などの収蔵品情報を集約して多様な切り口で紹介できる新発想のデータビューアです。閲覧者は特徴的なキューブ(立方体)状のインターフェースを操作し、各収蔵品のテーマや関係性などを掘り下げながらインタラクティブに鑑賞することができます。
今回の連携は、「みどころキューブ」側から「I.B.MUSEUM SaaS」のWeb APIを取得する機能が新たに開発されたことで実現したものです。システムに登録された収蔵品データをそのまま利用できることから、「I.B.MUSEUM SaaS」導入館では「みどころキューブ」用のコンテンツを手軽に制作できるようになります。
この連携機能はいくつかの館で活用が始まっており、松江歴史館様、横浜市民ギャラリーあざみ野様、福岡市博物館様、福岡アジア美術館様の4館※では実際にコンテンツを制作し、すでに公開されています。
Web API連携サービスの強化を目指して
蓄積した収蔵品データをさまざまな用途に活用できる博物館クラウド「I.B.MUSEUM SaaS」は、2010年より早稲田システム開発株式会社が全国の博物館に提供しているサービスで、Web APIの公開機能を実装しています。この機能を活用したデジタルミュージアムはすでに多数構築されていますが、外部サービスとの連携モデルとしては、今回の「みどころキューブ」が初の事例となります。「I.B.MUSEUM SaaS」は540館以上※の施設で採用されているため、この連携開始によって「みどころキューブ」を導入する「I.B.MUSEUM SaaS」利用館はこれから増加することが見込まれます。
「I.B.MUSEUM SaaS」では、このようにひとつの情報を多様なチャネルで発信できるサービスを目指し、今後もWeb API連携サービスを増やしていく予定です。
※令和5年9月末日時点
製品サイト
I.B.MUSEUM SaaS https://www.waseda.co.jp/products/saas
みどころキューブ SaaS型 https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10162264_1567.html
※「みどころキューブ」は、DNP大日本印刷の登録商標です。
事例ページ
■ 松江歴史館様
1. <企画展>みんなの小学校 150年のあゆみ
公開期間:2023年12月31日まで
URL: https://images.dnpartcom.jp/cube/matsureki01/
2. <特別展>「漆壺斎と勝軍木庵-花開く松江の漆文化-」10/20~12/10
公開期間:2023年12月10日まで
URL: https://images.dnpartcom.jp/cube/matsureki02
■ 横浜市民ギャラリーあざみ野様
「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション 来日30周年 みどころキューブ」
公開期間:2024年3月31日まで
URL:https://images.dnpartcom.jp/cube/azamino
■ 福岡市博物館様
1.ふくおかの名宝―城と人とまち―
公開期間:2023年12月31日まで
URL: https://images.dnpartcom.jp/cube/fcmc1
2.第35回新収蔵品展 ふくおかの歴史とくらし
公開期間:2023年12月31日まで
URL: https://images.dnpartcom.jp/cube/fcmc2
■ 福岡アジア美術館様
アジアコレクション100
公開期間:2023年12月31日まで
URL:https://images.dnpartcom.jp/cube/faam