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モーションリブ、衛星通信サービス「Starlink」と遠隔操作ソリューションを連携した新技術を提供

 モーションリブは10月16日、衛星通信サービス「Starlink」と遠隔操作ソリューションを連携した新しい技術の開発に成功し、提供を開始した。

 今回開発された技術は、慶應義塾大学で発明された、人の力加減や物の感触を正確に遠隔地に伝送できる制御技術「リアルハプティクス」が用いられている。同社ではリアルハプティクスによる、危険作業の遠隔化による安全な就労や、身体障害などで移動に制限がある方も自由な就労/生き方ができる世界を目指し、「協働ロボット用感触伝送遠隔操作ユニット(URH)」をはじめとした、遠隔操作ソリューションを提供している。

 提供を開始した技術は、Starlinkを利用して、屋外やルーラルエリアといったインターネットが整備されていない環境下でも「感触の伝わる遠隔作業」を可能とし、インターネット網の構築に課題を持つ環境においても繊細な感触を伝送して、操作者が移動することなく遠隔地のロボットを操作して様々な作業ができるようになる。

 また協働ロボットのみならず、建設機械、農業機械や産業用装置など様々な装置への応用が可能で、建築/土木または農業といった、現場でのインターネット網の構築が難しい業界での利用が期待できる。

 同社は今後も、「世界に、やさしいチカラを。」を合言葉に、機械やロボットがやさしい力で人の生活に溶け込み、必要なときに適切な力加減をそっと提供できるような社会を、リアルハプティクスの技術を通じて実現していくという。

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