話題の「Massive MIMO」も効果か
NTTドコモがネットワーク品質を改善させると説明会を開催した際、「Massive MIMOは検討している段階」という回答がメディアの間で話題となった。
Massive MIMOとは、多数の端末と基地局が同時に通信することで、安定的なネットワーク品質を実現する技術とされている。
関和氏の例えによれば「基地局をお客様相談窓口のコールセンターに例えると、これまでの基地局は10人からの問い合わせを1人のオペレーターで対応していた。しかし、Massive MIMOは10人のオペレーターを用意し、同時に対応してしまう。これにより、問い合わせをしても待たされることなく、即座に対応してもらえるようになる」という。
ソフトバンクではMassive MIMOを4Gのころから導入しているが「突出した効果が出ているかは分析できていないが、効果はある程度出ていると考えている」(関和氏)とのことだった。
実は、Massive MIMOのアンテナは50cm×30cm程度の板状となっており、風の影響を受けやすい。また、やや重く、ビルの屋上から下に向けて設置する必要があり、設置できる場所が限られるという弱点がある。そのため、Massive MIMOの導入は限定的とされているのだ。
実際、基地局ベンダーであるエリクソンが出している資料を見ても、日本におけるMassive MIMOの導入率は、韓国や中国と比べても極端に低かったりする。本来、ソフトバンクでもMassive MIMOを積極的に導入しているかと思いきや、必ずしもそうではないようなのだ。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第280回
トピックス
楽天モバイルにとってpovoは“毒リンゴ” ローミング終了後の行方は? -
第279回
トピックス
「ahamoだけ遅い」は誤解──ドコモ値上げに立ちはだかる通信品質問題 -
第278回
トピックス
銀行職員のBeReal騒動はなぜ起きた 問うべきはリテラシーではなくスマホ管理だ -
第277回
トピックス
ドコモ、ソフトバンクも始めた「Starlink Direct」 KDDIが打ち出す“中身”の違いとは -
第276回
トピックス
ソフトバンク、独自のAIスマホを発売へ グーグル相手に勝算はあるのか -
第275回
トピックス
日本のミリ波どうなる? カギを握るのはやはりiPhoneか -
第274回
トピックス
iPhoneが変えた日本 キャリアとメーカーを揺るがした20年 -
第273回
トピックス
ANAモバイル開始、その裏で存在感を放つIIJ JALとの違いも鮮明に -
第272回
トピックス
アップル、グーグルに引き離される可能性 Androidを変える「先回りAI」の衝撃 -
第271回
AI
「石川さんに3000円振り込んで」住信SBIネット銀、AIに頼むだけの新サービス開始へ -
第270回
トピックス
楽天モバイル、黒字化の裏で不満噴出 通信設備に“2兆円投資”必要か - この連載の一覧へ











