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石川温のPCスマホニュース解説 第178回

スマホで画像生成AIが使える時代、“来歴情報”は必要不可欠になる

2023年10月18日 07時00分更新

文● 石川温

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 アドビの年次イベント「Adobe MAX 2023」の取材でアメリカ・ロサンゼルスを訪れた。

 今回のAdobe MAX 2023は一言で言えば「AI祭」であり、昨年、アピールしていた「メタバース」は見る影もなかった。

 アドビのAIといえば、昨年までは「Adobe SENSEI(日本語で先生)」と呼ばれていたが、今年3月からは「Firefly」という名称が全面的に出てきている。SENSEIは転校されたわけでもなければ退任されたわけではなく、Fireflyのベースとして活躍しているようであった。

AIがデザインやイラストを自動生成するように

 今年のAdobe MAXは、本当に驚きの連続であった。

 画像生成AIに関しては、早くもバージョンアップして、画像のクオリティが上がっただけでなく、生成した画像に対して「ちょっとイメージしていたのと違うかも」と思えば、狙っている雰囲気の画像を読み込ませることで、自分のイメージに近づけることが可能となった。

 例えば、上がってきた画像がコンピューターグラフィックスのような仕上がりになっていたら、そこに油絵で描かれた画像を読み込ませることで、油絵っぽい仕上がりにすることができるのだ。これにより、自分のイメージに近い画像をAIに描いてもらうことが可能となる。

 さらに驚いたがベクターデータでの画像生成に対応したことだ。Illustratorアプリで、イラストを、ベクターデータとして描いてもらえるので、出てきた画像に対して、一部を変更したり、色合いを再配色できる。

 Illustratorは本職のイラストレーターさんが使うようなアプリで、扱う上でのハードルは相当高かった。しかし、ある程度のイラストをFireflyが描いてくれて、あとは人間が修正をするだけで済むので、一気に取っつきやすいアプリになったと言えるだろう。

 また、ポスターやサムネイルを簡単に作れるAdobe ExpressもFireflyに対応し、テキスト入力から、イメージしているポスターやサムネイル、チラシを作れるようになった。正直、まだ満足できる仕上がりにはならない気もするが、これもあっと言う間に実用性が上がるのは間違いない。

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