新車を買った情報2023第119回

ロードスターのそばで草を刈ってはならない

文●四本淑三

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もやし期を経て煎茶期、そして破局へ

 草を刈っている最中、窓は閉め切っていたではないか。近くに駐(と)めていたフォレスターは何の匂いもしないぞ。ならばロードスターの無防備な外気導入口から雑草の微粉が侵入したのであろう。

 そう推察し、微粉を飛ばすべくオープンにしてエアコン全開、内気循環、外気導入を繰り返しながら走ってみるも、ますます匂いは酷くなるばかり。のみならず服や髪にまで青臭さが移る始末。なんじゃこれは。

 それを放っておくと、数日後には賞味期限切れのもやしのような匂いに変化しておりました。北海道らしからぬ高温多湿の日々が続いたせいでしょうか。得体の知れない微生物にロードスターが支配されつつある。そう考えると気持ち悪くて仕方ありません。

 おまけに雨が降るとフロントスクリーンに曇りができる。デフロスターを入れても消えやしない。むしろ曇る範囲は広がるばかり。

 これはもしかしてアレか? ついにアレが来たのか? 慌てて助手席、運転席後ろのフロアカーペットを触るも変化なし。謎だ。

 首を捻っているとその後は一転して煎茶のような「香り」に満たされていたのです。湿度を感じさせる「匂い」ではないところに一縷の希望が。やつらは乾いている。カタストロフィーの脅威は去った。ざまあ。

 という安堵の日々も束の間、ゲリラ豪雨と共にやってまいりました、ついにアレが。

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