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新車を買った情報2023 第113回

「孤独のグルメ」北海道ロケ地を巡礼される方に、道民がお伝えしたいこと

2023年01月21日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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 新車を買った情報2023、年末年始は「孤独のグルメ」漬けだった私は四本淑三です。

 今回の大晦日スペシャルも前回同様プチロードムービー仕立てでした。築地から出て大洗でフェリーに乗り、苫小牧から小樽まで北上する石狩平野縦断ルート。見覚えのある道路を往く563ナンバーのオースティン・ミニ・クーパーSに、地元民の私は大層盛り上がったのですが、皆様ご指摘されていたのが「大晦日の北海道なのに草木が青い」こと。

 まあ野暮なツッコミと申しましょうか、そこはテレ東の番組ですよ。冬ロケともなれば天候や路面状況と相談しながらの撮影となり、経費もかさんでしまいます。草木の緑は白い雪に脳内変換するとか、温暖化の進んだ20年後のつもりで観るとかで、使える限りの想像力を駆使しつつ来年の放送を楽しみにしたい。私はそう思うのであります。

 ただ現実の北海道は、これからが冬本番。ロケ地巡礼で大洗からさんふらわあ号でお越しになる方は、必ず冬の用意をしてお出かけください。

 今回の話題の中心と致しますのは、その冬の用意。私の場合は昨年夏に買った5年落ちのフォレスターがその筆頭ですが、用意しておいた方がいいものは様々ありましょう。スノーヘルパーを積んでおけ、スコップは鉄製の平型がいいぞ、牽引ロープも忘れるな、その他いろいろ。ただ私が思うにもっと大事ものが他にあります。

もう「こんなに降るとは思わなかった」はナシで

 雪が降っても平気で走れるから雪国の人は運転が上手い。なんてことをたまに言われますが、カウンター当てながら角をドリフトで曲がってゆく軽トラのおばちゃんがいる一方、私のようなド下手もおっかなびっくり雪道を走っておりますから、平均すると普通です。

 何が違うかといえば、皆がスタッドレスタイヤを履いていること。冬になったら路面が滑るのは当たり前ですから、皆さんその前に履き替えてしまうわけであります。

 夏タイヤは気温が7度を下回るあたりからゴムが硬化し性能が落ちると言われております。本当は東京あたりでも冬はスタッドレスの方が良いはずですが、雪が積もるのは年に一度あるかないか。

 スキー場へ出かける人、降雪地へ帰省する人などを除けば、皆がスタッドレスタイヤに履き替えるわけではありません。私も東京に住んでいた頃はゴムチェーンで済ませておりました。よっぽど雪がひどければ、コタツで丸くなっていれば良いのであります。東京の雪なんかすぐ消えてしまう幻のようなものですから。

 だから雪が降り始めるとうれしくなっちゃうんでしょうか。たまにノーマルタイヤのまま走り始める人がおりますからいけません。沖縄県を除いて積雪路・凍結路をノーマルタイヤで走るのは積雪路・凍結路をノーマルタイヤで走るのは法令違反であります。普通車なら6000円の罰金です。

 ところが駐禁や速度超過には厳しく対応する警察も、普段のノルマにないのかハナから取り締まる気がありません。そして路肩に突っ込みスタックした方は、メディアの取材に対し口を揃えたようにこうおっしゃいます。

 「こんなに降るとは思わなかった」

 はい、そんなあなたにお勧めのアプリがございます。

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