ヤマップ「日本一道迷いしやすい登山道2023年」5ヵ所選定を発表
ヤマップは6月12日、新たに「日本一道迷いしやすい登山道2023年」を発表した。
前年(2022年7月)に「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表したところ、その後各地点で対策が進み、道迷い多発地点全てに道標が設置されるという成果につながったという。
そこで同社は、今年も“道迷いしやすい登山道2023年”を5ヵ所選定し発表。本発表は、維持管理に取り組む自治体や山岳団体などにも共有し、道標の設置等、安全対策をを呼びかけるなど、道迷い遭難をゼロにする活動を推進するものだという。
YAMAPアプリのルート上に投稿された「迷いやすい」タグ付きコメント(フィールドメモ)はおよそ2万2000件。調査ではこの投稿のうち、直近一年間で他のユーザーが「参考になった」と評価した数を地点の通行量で割り、割合の高かった順に算出しているという。
同時に累計およそ2300万件の登山活動日記から、登山者の道迷い軌跡データを合わせて分析することにより、道迷い多発地点を特定している。
道迷い多発地点のランキングは以下の通り。
1位:対馬見山(つしまみやま)243m/福岡県
2位:千ノ時 1344m/奈良県
3位:神明山(しんめいさん)294m/滋賀県
4位:立岩(たついわ)1265m/群馬県
5位:城ヶ峰(じょうがみね)330m/愛知県
なお、道迷い多発地点の詳細については、YAMAP MAGAZINEで紹介している。