災害対策からヘルスケア、AIを活用した広告提案まで 課題解決に貢献するプロダクトが展示
「Deloitte Tohmatsu Innovation Summit 2023」展示会レポート
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幅広いビジネスシーンで活躍するコミュニケーションロボット
ユニロボット株式会社
コミュニケーションロボット「unibo」は、顔が液晶タッチディスプレイで構成されており、会話だけでなく、動画やQRコード、タッチ操作などを活用したさまざまなコミュニケーションが可能。
幅26cm、高さ32cmと、デスク上にもおけるサイズで、運送業界での点呼支援や医療機関での呼吸機能検査員代行から、会議室の空調、温度制御など、幅広いシーンで対人業務を代行してくれる。
発話音声から眠気リスクを検知、可視化する
リスク計測テクノロジーズ株式会社
リスク管理に関連するソフトウェア開発、企業アドバイザーを行なっているリスク計測テクノロジーズは、音からリスク要因を可視化する音声解析エンジン「Motivel」を開発している。
ユーザーが話しかけることで、モチベーションや気分の浮き沈みを可視化。集中力が低下していたり、眠気を感じているユーザーに警告を出すことで、従業員のヒヤリハットを防止に活用することができる。
LED搭載ドローンで夜空にアニメーションを映し出す
株式会社レッドクリフ
日本最大級のドローンショー運営企業であるレッドクリフは、全国各地のスポーツイベントや花火大会などで500〜1000機のドローンを飛ばし、LEDの光で夜空にアニメーションを描くショーを請け負っている。
ドローンショーは広告やプロモーションの役割も大きく、新商品や企業ロゴなどを描くこともできる。さらに観覧者がスマホで撮影してSNS等に投稿してくるため、認知度向上や拡散効果も大きいという。
バーコードにかざすだけで食品のアレルゲンをチェック
株式会社ウィルモア
ウィルモアが開発するスマートフォンアプリ「アレルギーチェッカー」は、食品のバーコードにかざすだけで、小麦や大豆など、事前に設定したアレルゲンを含んでいるか確認することができる(2023年5月現在で、19.6万超の食品に対応)。
さらに、設定したアレルゲンを含まない商品を一覧でチェックしたり、アレルゲンを使用しないレシピもチェックできるなど、アレルギーが気になる人の買い物や食事をサポートしてくれる。
AIの力で顧客に最適な広告を生成
株式会社ガラパゴス
ガラパゴスは、Web広告の支援サービス企業で、戦略設計やプランニング、広告制作、運営までを一括で行なっている。
その工程で同社は、プランニングに独自開発のAIを活用している。毎月200万件のWeb広告を分析し、業種や訴求ターゲットなどをカテゴライズすることで、プランナーがプランニングをする際に、蓄積したデータベースから顧客に合わせた効果的な広告の提案が可能になる。
これまでに、NTTドコモやサントリー、楽天など、600社以上の導入実績がある。今後は、広告の制作工程でもAIを導入できないか研究を進めているそうだ。
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