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フードロス削減へ 「Kuradashi」が初の常設店舗をオープン

 ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」を運営する株式会社クラダシは2023年5月10日、東急田園都市線たまプラーザ駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」に初の常設店舗を5月26日にオープンすることを発表した。

「Kuradashi」常設店舗では、さまざまな理由でフードロスになってしまう恐れのあるメーカー各社の食品をはじめ、食品と同じくロスが問題になっている化粧品などの販売も行う。食品においてはオンラインストアと同様に、冷蔵・冷凍の商品やロスワインなどの酒類のほか、一部産地直送の商品も扱うという。1点単位で購入できるため買い物を楽しみつつ、フードロス削減に取り組むことができるとしている。

 また店舗では「社会にいいこと、街にいいこと」をコンセプトに掲げ、「見る・知る・関わる」の3つのテーマに合わせた仕掛けが用意されている。買い物を楽しみつつ、フードロス削減をはじめとした社会貢献活動を気軽に日常の生活に取り入れるような店舗づくりを目指していくという。

 3つのテーマのうち、「見る」では店舗におけるフードロス削減量や社会貢献度合いを可視化できる仕組みが用意されている。

「知る」では、サステナブルな商品や企業の取り組みを紹介する実験的なコラボレーションブースを店舗内の一角に設置するほか、フードロスやSDGsについて楽しく学べるイベントなどが実施される。

「関わる」では、オンラインストアでの購入体験と同様に常設店舗でも購入金額の一部が社会貢献活動の支援に充てられ、その支援先を会計後に各団体の活動内容を踏まえ自身で選択することができる。

 また、「たまプラーザ テラス」を運営する株式会社東急モールズデベロップメントとの今回の共創を通じ、東急グループや青葉区の地元農家と連携して、規格外品や天候により豊作になってしまった農作物の不定期販売などを「Kuradashi」で行っていくという。

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