シニア世代の手作り弁当「ジーバーFOOD」で社会参加や地域活性化に取り組む
仙台市「TGA Festival 2023」開催レポート
マイクロ発電機でIoT化を支える仙台スマートマシーンズ株式会社
スマートマシーンズは電池やバッテリーに代わるマイクロ発電機を開発している。IoT化が進む中で、交換の必要がある電池やバッテリーは取り扱いが大変だ。
スマートマシーンズは電池やバッテリーに代わる100円硬貨サイズのマイクロ発電機を開発し、車両や風力発電機、橋などの大型構造物がIoT化される現場を支える。マイクロ発電機を可能とするのが発明登録済みの独自技術「MgHfAI-N」という膜だ。最小サイズで最大級の発電出力が出せる。
とくに普通の電池やバッテリーが搭載しにくい車のタイヤの中に設置することで、車の安全運転や自動運転のためのシステムの動力にできる。今後は1つ当たり500円の販売価格になるよう開発を進め、大量生産の体制を整えていく。
食後血糖波形×AIによるデータ解析で糖尿病患者においしい食事を提案する株式会社ザ・ファージ
ザ・ファージは食後血糖の自動予測機能を搭載した、糖尿病総合診療支援システムを開発するディープテック企業だ。糖尿病患者の多くが重症化や高額な治療費、継続しづらい治療に悩まされている。
ザ・ファージは自宅にいながら教育入院ができるかのようなサービス「glucose flight(グルコースフライト)」の開発を進めている。既存の小型血糖値センサーを活用し、食事後の血糖値の推移を波形解析し、個別化された診療提案をする。
「glucose flight」はBtoDtoPで提供する。ドクターの栄養管理や服薬指導の負担を、社内の管理栄養士やAIによる診断が肩代わりすることで、診療報酬の一部を収入にするビジネスモデルで運営する。
高齢者向けタブレット「ゆうゆうタブレット」を開発した株式会社おやまケアサービス
おやまケアサービスは高齢者向けタブレット「ゆうゆうタブレット」を開発した。高齢者の中にはデジタル技術が使えないため、買い物や災害時の避難に不便を感じている人が多い。おやまケアサービスは介護施設と連携し、簡単な操作で買い物や情報収集ができるタブレットを提供する。
介護施設は操作方法の指導や利用者の注文状況から食事管理ができる。また、介護施設は利用者が施設利用を休むことを防げるため、収益の向上につながる。今後はプラットフォーマーとして、他サービスとの連携や広告配信など、蓄積したデータの活用を進める。