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広島からユニコーン創出へ グローバル目指すスタートアップ5社の実証実験の成果

広島県 D-EGGS PROJECT「サキガケ」 デモデイ2023 イベントレポート

提供: 広島県

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 広島県は2023年3月29日、CIC Tokyo(東京都港区)で、「D-EGGS PROJECT『サキガケ』デモデイ2023 “GAME CHANGER” ―1年の軌跡とビジョンの発表―」を開催した。本イベントでは、広島県内で実証実験を行う「サキガケプロジェクト」に参加するスタートアップ5社「サキガケファイブ」が登壇し、これまでの取り組みの概要や成果、今後に向けたビジョンなどをプレゼンした。

 同イベントには、広島県の湯﨑英彦知事も参加。開会の挨拶をはじめとして広島県が行ってきた取り組みやビジョンを紹介したほか、「サキガケファイブ」のピッチでは各社の発表に聞き入り、ゲストとともにコメントも行った。

 ピッチセッション後には、広島県が昨年開始したスタートアップへの支援を強化する「ユニコーン10」プロジェクトについて、湯﨑知事が自ら紹介。「広島からユニコーンに匹敵する企業を10年間で10社創出する」という目標に向けたビジョンやスタートアップへのサポート内容を説明するとともに、「『サキガケファイブ』の中からも、ユニコーンが生まれてきてほしい」と語り、ユニコーン誕生への期待とサポートに向けた熱意を語った。

 この記事では本イベントの模様をダイジェストで紹介する。

広島県は「生産県」から「イノベーション立県」へ

広島県知事 湯﨑英彦氏

 オープニングでは、湯﨑知事が広島県のスタートアップ支援に関する一連の取り組みについて振り返った。

 湯﨑知事は「広島県は昭和30年代に『生産県』構想を打ち出し、ものづくりの県として長らく発展してきた。私が就任してからは『生産県』から『イノベーション立県』にシフトするために、スタートアップエコシステムの形成をはじめ、さまざまな活動に取り組んできた。

 その一環として、産業・地域課題の解決とイノベーション創出を目的としたオープンな実証実験の場『ひろしまサンドボックス』を立ち上げた。社会課題をデジタルやロボティクスなど、新しい技術で解決していくことを目的にした取り組みだ。広島県としては、失敗をいとわずに実証実験ができるフィールドを提供している。

 今回登壇するスタートアップは、次世代技術により、コロナ禍で顕在化した社会課題解決に向けて実証実験を行ってきた『D-EGGS PROJECT(ディー・エッグス・プロジェクト)』において取り組みを進めていただいた5社だ。さらに新規市場を開拓しながら、規制緩和やルールメイキングにも取り組んでいるゲームチェンジャーである。

 全て県外から広島にお越しいただき、スタートアップとして取り組むみなさまと、新しい価値観に共感する広島県のアーリアダプターや関係機関のみなさまにお手伝いをいただきながらここまで歩みを進めることができた。関係者のみなさまには、心から感謝を申し上げたい。

 今回のピッチでは1年間の活動の成果と今後のビジョンについて語っていただく。英語の同時通訳でオンライン配信も行うので、世界に向けて広く発信していただきたい。『イノベーションフレンドリー』、『スタートアップ・フレンドリー』を掲げる広島県と、参加者全員でビジョンを共有していきたい」と述べた。

 ここからは「サキガケファイブ」による各プロジェクトのピッチと、ゲストたちのコメントを紹介していこう。

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