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糖尿病患者の健康をサポートするチョコレート「Medicalate」を開発するセディカルが最優秀賞

HIROSHIMA UNICORN 10 STARTUP ACCELERATION 成果発表会

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磁気ターゲティング技術を駆使した膝軟骨の細胞治療を研究する株式会社Flying Cellが優秀賞を受賞

株式会社Flying Cell 兼古憲生 代表取締役

 優秀賞を受賞した1社目は、広島大学の発明技術「磁気ターゲティング」をもとに膝軟骨を再生する製品を開発しているFlying Cellだ。Flying Cellは膝の病気が原因で、仕事をリタイアする人をなくすことを目標として、約2年前に広島大学病院の中で設立された。

 コア技術は注射器で細胞の中に磁性化した間葉系幹細胞を打ち込み、再生医療のための磁場で欠損部に誘導する細胞治療だ。簡便で体に優しく、高い有効性が安定的に期待できる特徴がある。

 治験を進めており、変形性関節症を完治させる低侵襲医療として確立されれば世界初の技術となる。日本国内はもちろん、医療の最先端であるアメリカにも事業を拡大させる展望だ。兼古憲生代表取締役は「グローバルに研究開発する企業を目指す」と述べた。

ゲノム編集とバイオDXでフードテック、医療、環境分野などで共創事業を展開するプラチナバイオ株式会社が優秀賞を受賞

プラチナバイオ株式会社 奥原啓輔 代表取締役CEO

 優秀賞を受賞した2社目は、ゲノム編集とバイオDXの技術を駆使して、共創パートナーと革新的な製品開発に取り組むプラチナバイオだ。

 フード、アグリテック、創薬、医療、環境、エネルギーなどの分野における共創を強みとする。共創事例には卵アレルギーの人でも食べられる卵や、難病を克服する遺伝子治療、創薬パイプライン、二酸化炭素を吸収しCO2排出量を削減する微細藻類などがある。

 プラチナバイオはゲノム編集とバイオDXの先駆者が在籍している強みがある。共同創業者の山本卓教授はゲノム編集、科学技術顧問の坊農秀雅特任教授はバイオDXのトップランナーだ。

 今後は地域が行う資源循環型農業や水産資源の安定供給などの取り組みを支援する研究開発を進める方針だ。また、共創事業によりグローバルマーケットへの進出も目指す。

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