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金融機関に特化した完全自動予測AI「READY AI」提供開始

 株式会社ailysは2023年3月27日より、世界初という金融機関のマーケティング業務に特化した完全自動予測AIサービス「READY AI」の提供を開始。先行10社限定で無償でのベータ版ユーザーも募集している。各分析の利用料金は月15万円程度(税別)からの予定。

「READY AI」は、銀行、クレジットカード会社など、一般的な金融機関が保有している生データの投入で、ターゲット顧客リストの抽出と予測効果までを自動で分析、導き出す。「READY AI」を活用したAIデータ分析は、データサイエンティストやアナリストのようなデータ分析の専門家以外でも行える操作性で、AI専門知見は不要だ。

 AI分析は、「クロスセルターゲティング」「アップセルターゲティング」「離反防止」の3つのアプリケーションを用意。「クロスセルターゲティング」は、口座をもった個人顧客の中でカードローン、投資信託、保険などの別商品の需要がある顧客を予測。購入可能性の高い顧客に対し、商品のDMやコールセンターから効率的な案内へとつなげられる。

「アップセルターゲティング」は、カードローンなどの金融商品について購入している顧客の中から、追加の融資需要を見込める顧客を予測。効果的な利用促進キャンペーンを図ることができる。

「離反防止」は、サービス申し込み後に、利用をしなくなる顧客を予測。離反の前に離反防止の施策を適切に行えるとしている。

 AI分析は従来の統計用語などではなく、ビジネス用語で分析結果を得られ、ビジネス部門が行う施策の優先順位と効果を判断可能にする。「READY AI」は、検討を希望する地方金融機関向けにベータ版の提供を開始。正式発売は2023年秋を予定する。

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