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着衣型の心電図検査サービス、水難救助支援ドローン、ほうきギター 多様なハードが展示

JAPAN INNOVATION DAY 2023レポート

連載
JAPAN INNOVATION DAY 2023

 ASCII STARTUPは2023年3月3日、オールジャンルの展示交流カンファレンスイベント「JAPAN INNOVATION DAY 2023」を開催した。76の国内先進スタートアップ、テクノロジー企業がブースを出展したほか、トークセッションやピッチなどを行った。本記事では展示会場の様子を「IoT/Hardware」のカテゴリーからピックアップして紹介する。

着衣型のホルター心電図検査サービス「e-skin ECG」を展示、株式会社Xenoma

 Xenoma株式会社は受検者が生活スタイルに合わせて、自身で着脱、計測が可能なホルター心電図検査サービス「e-skin ECG(イースキン イーシージー)」を紹介。スマートアパレル「e-skin」は慶應義塾大学病院と共同で開発され、2022年3月より保険適用が開始、医療機関での診察を通じて利用されるようになった。

「e-skin ECG」の説明をしてくれた株式会社Xenoma チーフデザイナー 龍山美佐子氏

「e-skin ECG」

 利用の流れは下図のとおりだ。受検者は検査キットの装着、取り外しのために来院する必要がなく、日常生活の中で検査が可能になる。自身で着脱可能であるため、入浴も可能だ。また、服と機器が一体化しているため、着心地が良く動きも制限されない。

「e-skin ECG」の利用の流れ

 医療機関は業務の負担軽減はもちろん、初期費用やメンテナンスが不要であること、機器の在庫数を気にすることなく必要なだけ検査ができるメリットを享受できる。

水難救助を支援する高機動型水上ドローン「AST-181」、エバーブルーテクノロジーズ株式会社

エバーブルーテクノロジーズのブース

 エバーブルーテクノロジーズ株式会社は風力を動力として利用した帆走の自動化技術を中心に、水上ドローン技術の開発や設計、製造などを行うスタートアップだ。

 ブースでは「AST-181(高機動型水上ドローン)」の実機が展示されていた。「AST-181」は遠隔操作はもちろん、目的地点や経由地点を指定した自動航行が可能だという。水難救助支援や安全監視などに活用されており、高速移動や人が乗った小型ボートの牽引も可能なパワーがあるという。

「AST-181」。水難救助支援で浮き輪や救命いかだを牽引して自動で届けたり、水上レジャー用途で利用者と搬送して荷物を運んだりできるという

 また、再生可能エネルギーを用いた自動操船ヨットは、地球温暖化の原因となる排出ガスを抑制するメリットもある。

「ほうきギター」をはじめとする「清掃楽器」を展示、TETSUJIN – AUDIO VISUAL

「ほうきギター」を実演する髙橋哲人氏

 TETSUJIN – AUDIO VISUALは“音と光で誰もが自己表現”できる「ほうきギター」をはじめとする「清掃楽器」の展示を行った。

「清掃楽器」は一見普通の掃除用具だが、音楽理論アルゴリズム搭載マイコンとセンサーを内蔵しており、楽器の演奏経験がない人でも感覚的に演奏体験を味わえる。体験型アートイベントやワークショップ、オーケストラとのコラボ演奏などで、多くの人を魅了する。

 会場ではブースを訪れ「清掃楽器」を手に取った来場者も多数。笑顔で会場を盛り上げた。

ドローンやロボットを操作する「Blue Earth Platform」を構築、ブルーイノベーション株式会社

ブルーイノベーションの展示ブース

 ブルーイノベーション株式会社は独自のデバイス統合プラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」の実機やデモンストレーション映像を展示した。顧客の要望に合わせて、ドローンやロボットの操作プラットフォームを構築、運用する。

 たとえば工場をロボットなどに自動巡回させることも可能だ。プラットフォーム上に巡回の時間とルートを設定する。また、特定の場所でカメラを指定の角度に傾けたり、傷を発見したら撮影したりすることなどが自動でできる。

 クライアントは工場や電力会社、自治体、省庁まで多岐にわたる。危険な場所の点検作業や工場内の巡回、災害時の運搬作業などを安全かつ効率化する。また、蓄積したノウハウを生かしてドローンの基礎教育やパイロット育成、企業研修まで幅広く対応するという。

「Blue Earth Platform」のデモを行うブルーイノベーション株式会社 池田周作氏

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