自動車媒体の聖地「群サイ」で
リアスポイラーの効果を体験
テストの舞台は、ホンダアクセスもテストコースとして使っているという群馬サイクルスポーツセンター。通称「群サイ」です。群サイといえば某ビデオマガジンの企画「峠最強伝説」の聖地としても知られています。
与えられた時間は30分ほど。担当者によると1周5分ほどで「まずはノーマルで1~2周習熟していただいたのち、羽根を交換して2~3周走れると思います」とのこと。そこで担当編集と唯さんが各1周、その間、筆者は撮影して最後に1周走るという計画になりました。なお、今回はFL5型シビック TYPE Rのレビューが目的ではないので、これは別途車両をお借りして取材することにしましょう。
まずは担当編集がノーマル状態で走行。「いやー、ここ楽しいっすな! 雨でもしっかり80km/hは出しましたよ」と満足げ。ですが、その話を聞いた不肖は大不満。「土屋さんは雨でも100km/hは出してましたよ。しかもFITで。シビック TYPE Rに乗っていながら何をやっているんですか」と激を飛ばします。
続いて唯さんにチェンジ。まわりのオトナたちは「本当にこの子、運転できるのか?」という目で見守ります。エンストすることなくスムーズに発進する様子をみて、「ホントにこの子、マニュアルが運転できるんだ。丁寧に走りますね」と関心しきり。新 唯の峠最強伝説がここから始まるのです。
ですが、いつまで経っても帰ってこず。「事故ってないか?」とザワザワしてきた頃、ようやく帰ってきました。「楽しかったです」と笑顔。まずは一安心です。ですが同乗していた担当編集から「唯さん、3速までしか入れてないんですよ。60km/hも出してないんですよ」という衝撃の事実が。担当編集に「何やってるんですか!」と再び激を飛ばし、唯さんには「それじゃ峠最強伝説にならないでしょ」と優しくお説教です。ですが「私は法定速度でもちゃんと違いが感じられるか試すんです!」と逆ギレされしょんぼり……。
そんな口論をしている間、スタッフたちはテールゲートスポイラーを交換。テールゲートスポイラーは純正のステーをそのまま流用するため、簡単に交換できます。ですが、一般の人が交換するのは、安全上と製品保障の観点からNG。ちゃんとHonda販売店で作業をお願いしていただければと思います。なお、工賃はカタログによると0.3H分とのこと。
再び担当編集から群サイアタック。5分程度で戻ってきて唯さんにチェンジ。またしても、いつまで経っても戻ってきません。するとスタッフから「あの……時間が押していまして、次のタイミングで交代ということに」との申し出が。つまり筆者が乗る時間がなくなってしまったというではありませんか。
そんな事は知るよしもない唯さん。「楽しかったぁ」と無邪気な笑顔をみせます。とりあえず事故がなくてよかったです。感想を聞くと両名とも「運転がラクになった」というではありませんか。「目線が定まる感じがしました」(新 唯)、「リアが安定している」(担当編集)というように、テールゲートスポイラーによってクルマの挙動が安定するようです。さらに「速度を出さなくても違いがわかる」(新 唯)と、街乗り程度の速度でも羽根の効果は実感できるそうです。
EK9シビック TYPE Rの印象が強い筆者としては「カーボン製の方が見た目がTYPE Rっぽくていいな」と思った次第。そして「街中速度でも体験できるほどの効果」「長距離ドライブがラクになる」「運転が楽しくなる」ということで、もしTYPE Rを買うならマストバイのアイテムだと感じた次第です。カーボンの見た目も◎。デザイナーの深尾さんによると「TYPE Rをお求めになられる方は本物志向だと思っています。ですので、本物のドライカーボンです!」と、そうとうこだわったのだとか。TYPE Rを本物の竜にしたい御仁、テールゲートスポイラー(カーボン)は、必ずや期待に応えてくれるアイテムですよ!

この連載の記事
-
第618回
自動車
安くてもちゃんとベンツ? 豪華装備付きで588万円の「A200d」に乗ってわかった妥協なき重厚感 -
第617回
自動車
BMWのコンパクトセダン「2シリーズ グランクーペ」が日本の道でマジでイイ5つの理由 -
第616回
自動車
大きくても惹かれる理由がある! アウディの新型「Q5」は全車マイルドハイブリッド化で隙ナシに -
第615回
自動車
「え、これ軽自動車?」運転席をフラットにして車中泊できる日産の軽自動車「ルークス」の本気がヤバい -
第614回
自動車
本気で欲しい! 絶滅危惧種V8 NAを積むレクサス「RC F」、最後にして最高の有終の美に心が震えた -
第613回
自動車
さよなら、スープラ。2026年生産終了を前にこの「直6ピュアスポーツ」を手に入れるべき理由 -
第612回
自動車
「カワイイ顔して、中身はタフ」女性支持4割の三菱・デリカミニが、毎日の相棒に選ばれる3つの理由 -
第612回
自動車
荷物も積めて車中泊もOK! SUV一択で迷っている人にこそ教えたい「ステーションワゴン」の実力 -
第611回
自動車
テスラ・モデルYが劇的進化! スマホ世代を熱狂させる「走る巨大ガジェット」の正体 -
第610回
自動車
【最長航続距離846km】アウディ「A6 e-tron」はEVの航続不安を過去にする究極のグランドツアラー -
第609回
自動車
輸入車No.1の燃費とアルピーヌの走り! ルノー「ルーテシア」が叶える欲張りな選択 - この連載の一覧へ




























