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絵が描けなくてもマンガが作れるプラットフォーム「Comicaroid β」無料公開

 株式会社Comicaroidは2022年12月27日から、絵を描かなくてもマッシュアップ(複数のコンテンツや技術を組み合わせて作ること)でマンガを制作できるプラットフォーム「Comicaroid(コミカロイド)β」の無料公開を開始する。

「Comicaroid」には3つの特徴がある。1つ目の特徴は、イラストが描けなくても、絵に必要な素材(3Dモデルや写真など)を取り込み加工することでマンガのコマのイラストを生成できる。直観的な操作で変形、配置でき、すべてがCGで完結するため、イラストレーションの技術は不要だ。

 素材の変形にはさまざまな機能が用意されている。たとえばキャラクターの表情やポージングはパラメーターを編集して調整するだけでバリエーションを生み出すことができる。

パラメーターを編集して表情を変換

 背景や漫符なども配置し、カメラを操作して任意の角度から3D空間をキャプチャすることで、簡単にマンガのコマを生成できる。

3D空間をキャプチャ

 2つ目の特徴として、取り込んだ素材はすべてマンガ調の画風に変換できるため、自分で用意した写真やイラストなどをマンガ化して利用できる。写真や画像のほか、3Dのキャラクターや建物、風景のモデルなど自分がマンガにしたいデータをマンガ化することが可能だ。

3Dモデルをマンガ風に変換

写真をマンガ風に変換

 3つ目の特徴として、「Comicaroid」ではオリジナル素材を公開すれば、誰もがその素材を使って二次創作できること。自分がマンガ化したオリジナル素材を「Comicaroid」に公開すると、ほかの人が素材としてインポート可能になる。たとえば自分が作成したキャラクターモデルを登録して公開すると、誰かがそのキャラクターを起用して新たなマンガをつくりだすことが想定される。活用例として、Vtuberが自身のアバターを公開してファンアートを創発したり、自分で制作した街や建物が誰かが作った物語の聖地になったりなど、マッシュアップで制作するマンガならではの活用ができる。

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