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YuMake、暑さ指数や風冷指数など4つの体感指標を盛り込んだ「体感温度予報API」提供開始

 YuMake合同会社は2022年12月7日、複数の体感指標を盛り込み、サイトやアプリなどと連携可能な「体感温度予報API」の提供を開始。最大78時間先まで、1時間ごとの予測値をユーザーが取得できるようにし、さまざまな業界において気象の影響を考えるうえで参考となる指標の提供を目指す。

「体感温度予報API」には「体感温度」、「暑さ指数(WBGT)」、「不快指数」、「風冷指数」の4つの体感指標が盛り込まれている。「体感温度」は、人の肌が感じる温度の感覚を定量化して示した温度。算出には気温、湿度、風速を考慮している。通年で利用可能で、屋内外で使用でき、単位は℃として算出されるため、体感の簡易的な予測としても活用できる。

「暑さ指数(WBGT)」は熱中症予防を図るために作られた指標で、気温、湿度、風速、日射量から算出。気温が高くなる夏季(4~9月)を目安に、屋内外で使用可能な指数だ。「不快指数」は蒸し暑さを表す指数で、気温と湿度から算出する。夏季(4~9月)を目処に、特に屋内での使用を想定している。

「風冷指数」は皮膚が空気に触れることにより失われる体表の熱に焦点をあてて算出し、冬の寒さによる健康への危険度(凍傷、低体温症など)を示す。気温や風速から算出した体感温度(℃)として表示。冬季(10月~3月)を目安に、屋外での使用を想定して作られた指数だ。

 1年を通して利用可能である体感温度に加え、冬季の作業などで利用される風冷指数、夏場における活用が進む暑さ指数や不快指数まで、年中参考にできる情報を盛り込んだという。

 YuMakeが提供する気象情報APIは商用利用可能で、有料のサービスでの活用やアプリを販売する際に利用できる。利用料金は従量課金プランと定額プランの2種類がある。建設や農業といった現場作業を必要とする会社の作業やマーケティングにおける活用など、幅広い分野での活用を見込む。気象予報士およびAIや機械学習によるデータ分析においても活用し、気象データ活用による価値向上を図るという。

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