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エイトノット、小型船をAIで自律航行する「エイトノット AI CAPTAIN」を発表

 株式会社エイトノットは2022年11月2日、20トン未満の小型船を対象とした自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を発表。2025年の無人航行船の就航に向けて、現行法上でも利用可能な一部機能を「自動操船アシスト機能」として提供開始する。

「エイトノット AI CAPTAIN」では、タブレットで目的地を選択することで、AIが自動で最適なルートを設定し、目的地まで安全に自律航行する。センサーを用いることで他船や流木などの障害物を検出し、対象に応じて適切に回避し航路を変更する。また、離着桟も自動で行う。4台のカメラで周囲360度を監視し、遠隔から航行の開始や停止の指示を行える。将来的には、複数台を1台のPCやタブレットから監視可能になるという。

 また、同社では2022年10月28日に、広島県宇品で「エイトノット AI CAPTAIN」を実装した自社開発の自律航行小型EV船「エイトノットワン(Eight Knot I)」の体験乗船会を実施した。

 現在、船舶関連事業では、技術導入の遅れに起因するヒューマンエラーによる事故や、就業者の高齢化による人手不足などの課題がある。また、有人離島をつなぐ生活航路では収益性の悪化や担い手不足によって航路再編や廃止を余儀なくされるケースもある。こうした課題の解決に向け、エイトノットはロボットとAIの技術をもとに、小型船向け自律航行技術開発を中心に「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進、自立航行技術の実現を通じて乗組員のサポートや省力化、安全性の向上、コスト最適化を目指すとしている。

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