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ミューシグナル、天然木のフルデジタル匠スピーカー「LOG」発表

 株式会社ミューシグナルは、フルデジタルスピーカーの「LOG」を発表。クラウドファンディング「GREENFUNDING」にて、2022年11月30日まで支援を募っている。価格は「LOG」1台プランで7万8000円(GREEN限定 15%OFF)、「LOG」2台セットプランで15万6000円(GREEN限定 15%OFF)、「LOG」1台(OVO下取り割引)プランで6万8000円(GREEN限定 15%OFF)。筐体に「ヤマザクラ」材を希望する場合はプラス4000円がかかる。2023年2月中にまず100台を出荷する予定で、以後月産100台のペースで製造、出荷を進める予定だという。

「LOG」は、デジタル駆動ならではの特性はそのままに、新規回路による追加機能を搭載し、職人技術の粋を凝らした天然木筐体でパッケージングした、フルデジタルUSBスピーカーだ。ミューシグナル代表の宮崎 晃一郎氏が、かつて開発を主導し、2018年に株式会社JDSoundから発売された「OVO」という製品を、今回仕様を新たにして復活させたという。

「LOG」の主な特徴は、まず、その筐体だ。ロッジに積まれた丸太をイメージした「LOG」の名の通り、木製の筐体が印象的だ。加工を手がけるのは山形県の老舗企業、杉山木工。同社は楽器からスピーカーボックスまでさまざまな音楽製品を手がける、木と音のプロフェッショナル。なめらかな曲面ボディは、特注の刃をいくつも使い分けながら1台1時間以上かけて削り出した後、手作業で一点一点丁寧に研磨し、さらに傷や歪み防止のための加工をして仕上げているという。

 使用する木材は、「ブナ(ヨーロピアンビーチ)」と「ヤマザクラ」から選べる。「ブナ(ヨーロピアンビーチ)」は、ヨーロッパ産。色味は白に近い。やや重みのある素材で、ピアノの鍵盤やドラムの胴体によく採用されており、ミッドを中心としつつも広い音域をカバーでき、どんな音楽にも合うという。「ヤマザクラ」は、山形県産。ほのかに赤い色味の国産高級木材だ。古くから木管楽器、琵琶などさまざまな楽器に使われてきた。適度な硬さを持ち、抜けの良い高音を作り出せることで定評がある。どちらも、杉山木工が選び抜き、乾燥から保管まで管理した素材。それぞれ異なる風合いと、木ならではの手触りも楽しめる。「ヤマザクラ」は4000円の追加料金がかかる。

ブナ(ヨーロピアンビーチ)

ヤマザクラ

 なによりの特徴は、音にこだわった独自の設計。「OVO」が採用していたフルデジタルロジックというしくみは他に類を見ない設計で、「LOG」にも受け継がれている。

 一般的なスピーカーでは、PCやスマホのデジタル音声をDAコンバータにかけてアナログ信号に変換し、アンプで増幅してからスピーカーのコイルに流す。昔からある手法だが、アナログの部品が多いためノイズを生みやすく、音質の保証は難しいという難点がある。これ対して「LOG」では、DAコンバータを使用していない。日本の半導体メーカーである株式会社Trigence Semiconductorが開発した「Dnote」というチップと、特注のマルチコイルスピーカーを組み合わせ、デジタル信号で直接コイルを駆動している。これによりデジタル本来の音質をぎりぎりまでキープできるうえ、電力あたりの効率も大幅に向上するため、USBバスパワーとは思えない大音量で出力することもできるという。

 このほか「LOG」で新たに追加した機能もある。16GBのストレージを内蔵し、「LOG」単体で音楽ファイルを再生することができる。また、赤外線リモコンの同梱、USB Type-C端子とアナログ入力端子を搭載するなどしている。また、「OVO」で好評だったWebダッシュボードの機能も搭載。イコライザをはじめ、音質に関する詳細設定をPCから行うことができる。本体のサイズは幅294mm、高さ76mm、奥行き80mm。本体重量は800g。

※本記事は、プロジェクトオーナーのプロジェクトが必ず成功することや、プロジェクトの品質、リターン内容を保証するものではありません。プロジェクト進行中に関するトラブル、返金要求、リターン返品要求はプロジェクトオーナーの責任のもと行なわれます。プロジェクト不成立時には製品が届かなかったり、返金が受けられないなどのリスクがあります。出資は自己責任でお願いします。

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