ペンとして使えるコントローラーは面白そう
本体以外で面白かったのはコントローラーです。リング状の部分をなくしてスペースを取り、左右のコントローラーそれぞれに独立のチップを搭載することで、いろんなことができるようになっていました。
特に面白かったのは、コントローラーのグリップ先端部に付属のペン先をつけることでペンのように使えるようにしたこと。「Gravity Sketch」という3Dのモデリングツールでは、空間上に絵を描くための機能を持たせています。このアップデートははなかなか便利そうなポイントだなと思います。
もうひとつのポイントは、このコントローラーがQuest 2でも使えることです。現在のコントローラーは先端部分の感覚が体感とズレてしまい、絵を描こうとすると非常に不便だったんですよね。そこを一体化させるという意味では非常に優れていると感じました。コントローラーはほかにもいろいろな機能が仕込まれていそうなので、今後何ができるようになるのか期待したいところですね。
今後の注目点としてはDepthセンサー周りでしょうか。今回あまりアピールをしていなかったのが意外でした。過去には、メタで行なっている研究として、3Dスキャンした空間を表示して、「Mirror World」化できることをアピールしていました。しかし、今回Quest Proで空間をスキャンして立体化するなどの機能ができるかということは一切アピールしていませんでした。チップ性能からくる限界なのか、センサーの限界なのか、まだ言いたくない部分なのか……というあたりはSDKが公開されないとわかりません。せっかくセンサーが入っているなら今までにないVR体験ができてもいいはずですよね。リリース以降また新しい情報が出てくるかなと期待しています。
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