ELYZA、人間並みに「まとめる、書く、読む、話す」ができる日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表
ELYZAは6月22日、「まとめる、書く、読む、話す」を人間並に実現する日本語AIサービス「大規模言語AI イライザ」を発表した。
ELYZAは東京大学松尾研発のAIスタートアップ。大規模言語AIは、膨大な言語データを大量演算することで人間並もしくは人間を超える精度で言語を扱うことができる技術。同社では日本語における大規模言語AIを独自開発し、主に大企業との社会実装もいち早く展開。
これまで一般公開用デモサービスとして、公開5日で13万人が利用した要約AI「ELYZA DIGEST」や、公開11日で11万人が利用した文章執筆AI「ELYZA Pencil」を公開していた。
新たにサービスを開始する大規模言語AI イライザは、「まとめる、書く、読む、話す」を実現する企業向けサービス。以下のような機能を備える。
・まとめる:文章をまとめる、対話をまとめる
・書く :文章を書く、対話文を清書する
・読む :文章/対話から抽出する、文章/対話を分類する
・話す :来年発表予定
クラウドサービスの第1弾として、入力した文章をAIが自動要約する商用可能なクラウドサービス「ELYZA DocDIGEST」をリリースする。2021年8月にリリースした要約AIと比べ、主に以下の観点でアップデート。
・過剰な繰り返し表現を減らす処理などの改善
・要約の対象とする最大入力文字数が4.8倍(2500文字から1万2000文字)に増加
・要約を行なう所要時間が8.3倍(9.81秒→1.18秒)に高速化
また、ウェブブラウザーを通じたサービスの提供に加え、APIも提供する。