第13回 VAIO Z購入記、買ったからには徹底的に使いこなしてレビューする

VAIO S13からの乗り換えマシンとして編集長が選んだのは?

VAIO ZではなくVAIO SX14を選んだコバQの理由

文●飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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ストレージの速さにはこだわりたかった

 Windowsを利用する場合、CPU性能以上にメモリー容量やストレージの性能が、快適に感じられるかどうかを左右する。そのため筆者は、予算の都合でどうしても取捨選択しなければならないとき、CPU性能を落としてでも、16GBのメモリー容量を確保するようにしている。例えば、VAIO S11 | RED EDITIONではCPUをCore i7にせずCore i5にする代わりに、メモリーを16GBにして予算とスペックのバランスを取った。

 とはいえ、数年経てばCPU性能がかなりアップするので、より快適な環境を求めてマシンを買い替えたくなり、筆者はVAIO Z | SIGNATURE EDITIONを購入したわけだ。一方、コバQは最高峰であるVAIO Zではなく、敢えてVAIO SX14を選んだ。

 「VAIO Zにしなかった理由は、内蔵WANが5Gモジュールのみとなっており、そのぶん高価格となるためオーバースペックに感じていたこと。あとは、意外と使う機会の多いフルサイズのUSB(USB Type-A端子)が欲しいと思っていたこと」だそうだ。ただ、「都内近郊でも5Gでつながる場所がかなり増えてきたので、いま買うなら、5G搭載モデルを選ぶかもしれない、悩む……」とのこと。

 まあ、通信環境は欲しいけど5Gは不要という人もいるだろう。あと、私もUSB Type-Aはまだ必要だなとは思ったが、USB Type-Aを使う機会はSDカードリーダーぐらいで、USB Type-C対応のハブを持っていたので、そこにはこだわらずVAIO Zを選んだ。なお、コバQが「VAIO S13にあった、SDカードスロットは復活できなかったのか」とぐちぐち言っていたことも一応付記しておく。

VAIO SX14の左右インターフェース。まだUSB Type-A端子を利用した周辺機器は多数あるので、USB Type-Cのみに絞ったVAIO Zだと使いづらいと感じる人もいるだろう

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