好奇心からほかのラミーと着せ替えを企てた
LAMY AL-star black EMRの外観は、筆者がたくさん持っているサファリにはないグラファイトカラー。外箱は富士通製の周辺機器のような味気ない茶箱だったが、内部はラミーのユニークでオシャレなブラックパッケージに、収納されていた。付属品は、交換芯先(フェルト素材のチップ)が2本と交換芯抜きツールだ。
LAMY AL-star black EMRは、指先でグリップする軸の一部にデジタルペンにはよく見かける、丸いサイドボタンが配置されている。クアデルノでは消しゴムや範囲選択、拡大など数種類の機能を割り当てることが可能だ。デジタルペーパーは各メーカーで多少機能は違うが、LAMY AL-star black EMRのサイドボタンの消しゴム機能は、筆者のBOOX Air Cでもそのままで有効だった。
興味本位でLAMY AL-star black EMRを分解してみたところ、デジタルペンのロジック部分が短いインクカートリッジのような格好で収まっていた。
LAMY Al-starやサファリのユーザーなら思いつくことは同じだが、筆者もLAMY AL-star black EMRを分解した時に、筆者がコレクションしているアナログ版サファリのキャップやボディを着せ替えできないかと、企んでみた。
早速、数本のサファリを分解して、いろいろ交換してみた。残念ながらサファリのキャップだけをLAMY AL-star black EMRのキャップと交換しても、かぶさるがロックしない。サファリの本体とキャップの両方をLAMY AL-star black EMRと交換すると何とか収まるが、キャップを取り去ると本体軸の一部に大きな隙間ができてしまう。
やはりLAMY AL-star black EMRの着せ替えは、安価なプラスティック・サファリではなくアルミ製外装のLAMY AL-starのアナログ筆記具系としかできないようだ。実は自分でも忘れていたが、1本だけLAMY AL-starのゴールドカラーの新品を持っていたことに気づき、懲りずに着せ替えをやってみたところ、うまくゴールドカラーのLAMY AL-star Gold EMRができ上がった。
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