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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第213回

ポルシェで一番売れてるSUV「マカン」を買ったらすっかりポルシェ沼に

2022年03月13日 15時00分更新

文● 荒井敏郎 編集●ASCII

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マカンを購入して
良かったこと&悪かったこと

 新型マカンには、以前乗っていたA-Classでよく使っていた機能が備わっているのも購入のポイントだった。これだけは外せない! というのが以下の機能。

■マカン 良いところ その1
シートヒーター

 冬の寒い日には必須の、シートを温めてくれる機能。3段階で調整できる。冬の快適さがこの有無で大きく左右される。

タッチ式のボタンを押してシートヒーターの設定温度を調整できる

■マカン 良いところ その2
運転支援機能

 マカンにはアダプティブクルーズコントロール(ACC)と呼ばれる、いわゆる安全運転支援機能が備わっている。A-Classでは、特に高速での長い距離を運転する際に重宝していた。前方の車との車間距離や速度調整などに神経を使わなくていいので、とても楽な気持ちで運転に集中できる。ただ、マカンの場合は運転が楽しいということもあり、あまり使わなくなってしまった……。

アダプティブクルーズコントロール(ACC)は、ハンドル奥にある左下のレバーで呼び出し操作する。最高速度や車間距離なども設定できる

■マカン 良いところ その3
シートメモリー

 シート位置や角度などを記録しておける。異なる人が運転する場合、その人に合わせてシート位置を記録して呼び出せるのだ。A-Classの場合は、運転席と助手席はそれぞれ個別にシートメモリー機能が備わっていたが、マカンの場合は運転席と助手席をセットで記録させる必要があるので、あまり多くのパターンを記録することができないのが残念ポイント。

運転席側のドアに操作ボタンがある。「鍵」マークでは、車をロックしたときのシート位置を記録しておける

■マカン 良いところ その4
レーン・チェンジ・アシスト

 車両後方から車が近づくと、サイドミラーに警告インジケーターが表示される機能。車線変更の際に死角になっている車などがわかりやすい。

後方から車が近づくと、サイドミラー手前が黄色に点灯する

 そのほか、マカンのこの機能が便利! と思ったのが以下のもの。

■マカン 良いところ その5
サラウンドビュー

 まるでドローンを飛ばして撮影しているような、上空からの映像をモニターに表示する機能。車庫入れときはもちろん、狭い道の障害物を避けるときなどにとてもわかりやすくて便利。車幅が大きくても、この機能のおかげでA-Classのときよりも安心して走行できる。

マカンを上空から見ているような視点の「サラウンドビュー」。ハンドルのボタンからも呼び出せるが、駐車の際などはギアをバックに入れると自動的にサラウンドビューに切り替わる

■マカン 良いところ その6
自動開閉トランク

 イグニッションキーのボタンでトランクを開けられるのは、離れた場所から開けておいて荷物を入れるなど意外に便利。最初はいらないなと思っていたが、よく使うようになった。天井が低い場所などのために、トランクが開く高さを設定できるので安心だ。

イグニッションキーの車のマーク部分を押すと、トランクが開く。イグニッションキーは「フライライン」デザインになっている

■マカン 良いところ その7
Apple CarPlay

 多くの車が対応しているが、A-Classは未対応だった。実際に使ってみると、「マップ」アプリのナビを参考にしたり、Siriを呼び出して音声で操作したりとけっこう使える。音楽の再生も、このCarPlayを使っている。

iPhoneをUSBケーブルで接続すると使用できる「Apple CarPlay」

■マカン 良いところ その8
シートベルト警告灯

 後部座席のシートベルト使用状況が警告灯でわかる。高速では後部座席のシートベルトの着用が義務となっているが、後部座席に座っている人が忘れてしまって高速に入ってしまうこともある。運転席側でも、着用の有無を確認できるのだ。

センターメーター右側に表示される「シートベルト警告灯」。後方の3席のどのシートベルトが使われているのかひと目でわかる

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