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Core i5+RX 6500 XTの性能をチェック
ここでは、前述した9万円ベース構成の主要パーツと、Radeon RX 6500 XTで組んでみて、そのパフォーマンスを紹介していく。なお、テストではCore i5-12400を組み合わせているが、iGPU非搭載のCore i5-12400Fとのスペックに違いはない。
テストセッションの手始めは、PCの使い勝手に影響するストレージパフォーマンスをみていこう。本構成で推したWestern Digital製のWD Blue SN570 NVMe SSDはエントリークラスになるが、PCIe 3.0×4接続の最速クラスに迫る性能を発揮するのが魅力だ。さらにコストを抑えたい人は、7000円前後で購入できる500GBモデルの「WDS500G3B0C」にするのも良いだろう。
6コア/12スレッド、最大4.4GHzで動作するCore i5-12400/12400KFは、前世代Core i5-11400とスレッド、動作クロックは同じになるが、コアアーキテクチャーが進化しているので、性能アップに期待できる。
まずは、CPU処理能力に影響するベンチマークを実行していこう。テストには、PCの総合性能を見る定番の「PCMark 10」に、「Microsoft 365(Office 365)」や、「Adobe Lightroom Classic」、「Adobe Photoshop」、「Adobe Premiere Pro」を実際に使用してパフォーマンスを計れる、UL Benchmarks製ベンチマーク「UL Procyon」を利用している。
PCMark 10の無地プリセットを実行すると、総合で7317と、なかなか優秀なスコアだ。詳細をみていくと、アプリの起動やウェブブラウザーの快適さを示す「Essentials」が10555、文書作成や表計算などのビジネス系アプリを想定した「Productivity」が9569、画像・動画などの編集処理を示す「Digital Content Creation」が10527を示した。
テスト環境は異なるものの、前世代の16スレッドCPUのCore i7-11700K搭載PCで総合スコアが7989、Essentialsが10670、Productivityが10245、Digital Content Creationが12657なので、その優秀さがわかるだろう。
続けてUL Procyonの結果をみていこう。まずは、マスター必須レベルのビジネスアプリとなるMicrosoft 365(Office 365)を使った「Office Productivity」だ。
PCMark 10と同じく、前世代Core i7を搭載したPCと比べると、Office ProductivityのスコアはCore i7 PCが6160に対し、第12世代Core i5は6164となった。UL Procyonや、Microsoft 365(Office 365)のバージョンも異なるので横並びの比較はできないが、上位CPUに迫るスコアを発揮している。アプリごとのスコアでは、Wordは7326、Excelは5491、PowerPointは6956を示し、Microsoft 365(Office 365)を快適に利用できることがわかる。
Adobe Lightroom Classicと、Adobe Photoshopを使った写真の現像、編集処理のパフォーマンスをチェックする「Photo Editing Benchmark」のスコアは、6569を記録している。スコアは高いとはいえないが、それでも6000台とまずまずのスコアになっており、写真の現像やちょっとした写真の編集作業で不満を感じることはないだろう。
最後の「Video Editing Benchmark」は、低めの2939スコアになっている。Adobe Premiere Proは、CPUだけでなく、ビデオカードのGPUを活用したハードウェア処理もできるため、ビデオカードの性能がスコアに影響する。
今回組み合わせたRadeon RX 6500 XTはGPUによるハードウェアエンコード機能が備わっておらず、CPUのみでエンコード処理が行なわれたため、このスコアとなった次第だ。動画編集ができないというわけではないが、作業効率を上げたい場合はRX 6600以上のビデオカードを使うと良いかもしれない。
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