Honda RACING THANKS DAYレポ

新型シビック タイプR プロトも走行! 多くのHondaマシンがファンの前でお披露目

文●藤木充啓 写真●加藤智充 編集●ASCII

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2年ぶりのHonda RACING THANKS DAYは
鈴鹿に移って盛りだくさんの内容でファン大満足

 2月6日、「Honda RACING THANKS DAY」が2年ぶりに行なわれた。これまでのツインリンクもてぎに代わって鈴鹿サーキットが舞台となり、レーシングコースだけではなく、ゆうえんち「モートピア」、イベント広場「GPスクエア」などを使って、Hondaのモータースポーツに関するさまざまなイベントが開催された。

 新型コロナウィルスが蔓延する中、大声を出さない、ソーシャルディスタンスを保つ、飲食の際の黙食など、さまざまな感染防止対策を行なったうえで実施されたのだが、来場したファンには応援フラッグが配られ、声を出さずに応援フラッグを声援の代わりとして使えるような配慮もなされていた。

 メディアの取材にも制限があり、イベント広場とレーシングコースの行き来ができなかったため、本稿ではレーシングコースの様子を中心にレポートする。

 レーシングコースでは10時からトライアルバイクショースペシャルが開催。全日本トライアル選手権の最高峰クラスで現在9連覇中の小川友幸選手と、若手で急上昇中、19歳の氏川政哉選手が登場。ウイリー走行やジャックナイフ、そしてメインストレートに設置された障害物を使ってのパフォーマンスなどを披露した。

トライアルバイクショースペシャルで技を披露する氏川政哉選手(左)と小川友幸選手(右)

 その後はいよいよオープニングセレモニー行なわれ、本田技研工業の三部敏宏社長と、参加ライダー・ドライバー全員が、グランドスタンドに集まったファンの前に登場した。三部社長は「2年ぶりに開催できてうれしい。昨年以上に国内外の様々なカテゴリーでチャンピオンを目指す」とあいさつ。2輪選手代表として小川友幸選手、4輪代表として昨年のスーパーフォーミュラチャンピオンの野尻智紀選手もマイクを手にし、ともに応援への感謝の気持と今後の活躍を表明した。

オープニングセレモニーで選手紹介とともに三部敏宏社長に迎えられて入場する野尻智紀選手

オープニングセレモニーで挨拶する2輪代表の小川友幸選手選手(左)、本田技研工業株式会社の三部敏宏社長(中央)、野尻智紀選手(右)

三部敏宏社長と参加全ライダー・ドライバーによる記念撮影

世界初走行! シビック タイプRのサーキット走行

 11時35分からは「CIVICバトル」と称したイベントがスタート。2台のニューシビックハッチバックに野尻智紀選手と塚越広大選手が乗ってバトルを披露し、ピットイン後に車両から降りて閉まっているピットのシャッターを開けた。するとそこから2台のニューシビック・タイプRのプロトタイプカーが飛び出してきた。山本尚貴選手と伊沢拓也選手のドライブにより、世界で初めてファンの目の前で走るニューシビック・タイプR。プロトタイプと言えども完成度は高く、レーシングカーなみの走りを披露した。最後には伊沢選手が本気の走りで抜きにかかる山本選手を抑え、本番さながらのバトルを展開。結果、伊沢選手がトップでチェッカーフラッグを受けた。

世界で初めてファンの前で走行を披露した2台のニューシビック・タイプRのプロトタイプカー

 12時5分からは「N-ONE OWNER'S CUP Special」。軽自動車「N-ONE」のワンメイクレースだ。トーナメント形式で1回戦は1対1のバトルが3回行なわれ、それに勝ち上がった3名が決勝を戦う形式だ。1回戦、笹原右京選手と塚越広大選手のバトルは笹原選手の勝ち。松下信治選手と福住仁嶺選手のバトルは松下選手の勝ち、大津弘樹選手と大湯都史樹選手のバトルは大湯選手の勝ち。決勝は笹原選手、松下選手、大湯選手によって争われた。スタートでトップに立ったのは大湯選手。しかし1コーナーでコースアウトを喫し、最後尾に後退。3台は2周に渡り激しいデッドヒートを繰り広げ、最終的に松下選手がトップでチェッカーを受けた。

N-ONE OWNER'S CUP Specialの決勝で本番のレースさながらのバトルを見せた(手前から)松下信治選手、笹原右京選手、大湯都史樹選手

 その後、今年これまでの鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)から名称を変え、ホンダレーシングスクール鈴鹿(HRS)となったMoto(2輪)とFormulaのスクール用マシンにより、それぞれレースさながらのバトルが行なわれた。Motoは作本輝介選手が、Formulaは佐藤 蓮選手がトップでチェッカーを受けた。

新生ホンダ・レーシングスクール鈴鹿(HRS)のマシンでバトルが繰り広げられたHRS-Moto Cup

新生ホンダ・レーシングスクール鈴鹿(HRS)のマシンでバトルが繰り広げられたHRS-Formula Cup

 14時からはロードレース世界選手権のMotoGPマシン、全日本ロードレース選手権のJSB1000、ST1000、そしてトライアル、モトクロスのマシンと、参加全ライダーが登場し「ホンダライダーズショーラン」を実施。

ホンダライダーズショーランに登場したMotoGPマシン、RC213V(ライダーは長島哲太)

スーパーフォーミュラのデモランや
SUPER GTの新型マシンもお披露目!

 14時25分からはスーパーフォーミュラ・ショーランが4台のマシンで行なわれ、松下信治選手、福住仁嶺選手、牧野任祐選手、山本尚貴選手のドライブで、スーパーフォーミュラの走りを披露した。

スーパーフォーミュラ・ショーランで走りを披露した山本尚貴選手のSF19

 14時50分からはe:Bike Cupがスタート。着脱式バッテリーを搭載したe:Bike(電動バイク)と、オフロード用エレクトリックバイクのプロトタイプが登場し、エンジン音がしない次世代電動バイクの走りを見せた。そして11台のe:Bikeはメインストレートに戻り、鈴鹿8耐でおなじみのル・マン式スタートで2周のレース形式走行がスタート。ここでも作本輝介選手がトップでチェッカーを受けたが、ロードレースは専門外のトライアル選手、氏川政哉選手が2位の座を獲得した。

e:Bike Cupをコース外も使いながら戦うライダーたち

 15時30分からはSUPER GTショーランが行なわれ、GT500クラス・Honda NSX-GTのニューマシン5台が登場。レーシングコースの走行とともに、ピットストップでのドライバー交代も行ない、短い時間ながらもレース本番の雰囲気を味わえるシーンを披露した。

SUPER GTショーランで走行する各マシン

 また、来日できなかったホンダライダー・ドライバーからのビデオメッセージも流された。MotoGPライダーの中上貴晶選手、アレックス・マルケス選手、ポル・エスパルガロ選手、マルク・マルケス選手。そしてF1ドライバーの角田裕毅選手、ピエール・ガスリー選手、セルジオ・ペレス選手、マックス・フェルスタッペン選手が登場。MotoGPライダーはもてぎで、F1ドライバーは鈴鹿で会えることを楽しみにしていることをファンに伝えた。

 フィナーレでは参加全車両と全ライダー・ドライバーがメインストレートに集結しエンジンを吹かして、集まったファンにホンダサウンドを披露。その後グランドスタンド前にライダー・ドライバーが並びファンに向けて手を振るとファンは旗を振ってライダー・ドライバーに応え、Honda RACING THANKS DAY 2021-2022は幕を閉じた。

全ライダー・ドライバーがグランドスタンド前に集まって行なわれたフィナーレ

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