石川温のPCスマホニュース解説第129回

ソニーが自動車メーカーの脅威に

文●石川温

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もしソニーがHonda eを作っていたら

 Honda eは、車内をリビング空間にするというのがコンセプトとなっている。EVは出先で充電をしなくてはいけないことが多々ある。急速充電でも1回30分間となっているため、その間に車内で待つのは結構退屈だ。そのため、Honda eではスマホからHDMI出力を経由し、Honda eのディスプレーでYouTubeやNetflixが見られるようにして時間を潰せるようにしているのだ。

 車内をエンターテイメント空間にしたいというコンセプトは理解できるが、ディスプレーのユーザーインターフェースがこなれていないなど、なんとなく、自動車メーカーであるホンダが一生懸命背伸びしてつくっている感が否めない。

 これがソニーのVISION-Sであったなら、ソニーが持つディスプレーや音響技術、さらには豊富な映像や音楽、ゲームコンテンツにより、とんでもない車内空間ができるのではないかと期待したくなってくるのだ。

 Honda eにはドアミラーはなく、その代わりにカメラが設置されている。170万画素のカメラの映像がドアに内側にあるモニターに出力されるようになっている。

 ミラーではなくカメラなので、夜間や雨天の時にも見やすいのだが、これがもっと高解像であったならさらに見やすいのではないか。ソニーのイメージングセンサーとカメラ技術を惜しげもなく投入したら、とんでもないサイドカメラができてしまうのではないかと妄想したくなる。

 昔、ソニーの関係者が「暗い夜道で人の目が見えるものは限界があるが、イメージングセンサーなら人間が見えないものまで認識することができる」と語っていたことがあった。ドアミラーがカメラになり、画像認識技術を組み合わせれば、危険予知をすることができ、安全性を一気に高めることができるのだ。

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