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あのクルマに乗りたい! 話題のクルマ試乗レポ 第169回

どれを買う? 軽スーパーハイトワゴン頂上決戦! 私ならこれを買う!

2021年11月21日 15時00分更新

文● 矢田部明子 写真●吉野健一 編集●ASCII

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 クルマ好きアラサー女子の矢田部明子です。今回は、人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX」「スペーシア」「タント」「ルークス」の4台についてレポートしていきたいと思います。長期間乗ってみて、私ならどれを購入するか? それぞれの車の特徴をふまえて紹介していきます。購入を検討されていらっしゃる方は、ぜひ参考にしてみてください!

軽スーパーハイトワゴンって何?

 軽スーパーハイトワゴンというのは、日本で1番売れているジャンルの車です。その名のとおり背が高く、軽自動車なので維持費が安い&室内が広い&スライドドア装備など、使いやすく、ファミリーにもピッタリというのが人気の理由です。ほかには、手放す際のリセールバリューがコンパクトカーよりも高い傾向にある、というのも魅力的。売れているということもあり、各メーカーから個性豊かな軽スーパーハイトワゴンが販売されています。

 長期間乗って感じたのは、各車に特色はありますが、利便性などはそこまで大きく変わらないということです。ですが、微妙に使いやすい&車両価額が安いなどの違いはあるので、そういった部分を紹介していきます。

売れ筋スーパーハイトワゴン その1
ダイハツ「タント」

スライドドアの便利機能

 スライドドアの便利機能の多さは、同じダイハツの「タフト」がナンバーワンでした。鍵を持ってクルマに近づくだけで、パワースライドドアが自動で解錠しオープンするという「パワースライドドア ウェルカムオープン」など、操作方法も簡単で便利でした。

ライバル車にはない特徴的な機能
ミラクルオープンドア

 助手席ドアと助手席側後部スライドドアを同時に開けると、Bピラーがないので大開口部になるという仕組みの「ミラクルオープンドア」。助手席&運転席には「ロングスライドシート」が搭載してあるので、車内の移動はタントが1番しやすかったです。

ただし走行性能には一癖あり

 ゆっくり発進と停止&ロールも緩やかで、柔らかいという乗り味の傾向が多なか、タントは若干硬めでした。それゆえに、突き上げ感は少し感じます。乗りにくいという訳ではありませんが、気になる人はいるかもしれません。逆に、「キビキビ走る軽自動車」が好きという人にオススメだと思います。

 レビュー記事:ダイハツ「タント」と1週間過ごしてわかった良いところと悪いところ

売れ筋スーパーハイトワゴン その2
スズキ「スペーシア」

コスパナンバーワン!

 車両価額が138~164万円と安く、コスパはナンバーワンです。ちなみに、タントの車両価額も124~178万円とお求め易いのですが、安いグレードには装備がほぼ何もついていないのです。実際に乗ることを考えた時に、そこそこ機能が付いていて車両価額の安いスペーシアの方が、コストと性能のバランスは優れているでしょう。

購入者に優しいグレード設定

 エントリーグレード以外は「両側スライドドアが標準装備」がうれしいポイント。オプションで付けなくてもいいし、スライドドアという実用的なポイントを押さえつつ、グレードによって違いを出しているのが魅力的です。

使い勝手がよく考えられている

 助手席の座面下の大容量の収納スペース&自転車の積み降ろしがしやすいように、荷室の入り口に溝を作るなど、使い勝手は1番考えられているなと感じました。

 レビュー記事:収納も居住性もバッチリのスズキの軽「スペーシア」と一週間暮らした

売れ筋スーパーハイトワゴン その3
日産「ルークス」

ターボなしでも長距離移動がラクラク

 NAでも長距離運転が快適だったのが、ルークス(LOOX)です。車線中央付近を走行するための運転操作を支援してくれる「プロパイロット」が付いているので、アクセルをベタ踏みすることなく高速道路を運転できるからです。NAエンジンでも高速道路での走行に不満を感じませんでした。

リアシートが広い

 後席のスペースが1番広いのがルークスでした。ほかの3台も広いのですが、たとえば高校生2人など、大きなお子様でも後席が広いと感じるのはルークスだと思います。運転席&助手席の後ろにある机の位置も高いところにあるので、窮屈と感じず車内でご飯を食べやすいです。

価格がやや高めだが性能に魅力を感じるか

 車両価額が141~213万円と、200万を越えるのが気になりました。とくに、私がオススメした「プロパイロット」が付いているグレードは、200万円を越えてしまうので、そこは残念だったかも……。

 レビュー記事:日産「ルークス」に1週間乗ってわかった使い勝手の良さ

売れ筋スーパーハイトワゴン その4
ホンダ「N-BOX」

走行性能や居住性のバランスがとれている

 軽スーパーハイトワゴンというジャンルで1番売れているN-BOXは、紹介した4台の中で1番バランスがとれている車です。走行性能&収納&荷室床の低さなど、使いやすさを追及していますが、タントの「ミラクルオープンドア」のような目立つ特徴はありまけん。ただ、オーナーが使いにくいと思うようなネガを限りなく潰し、トータルで見たときに、ほか3台の平均点よりちょっと上をいってるという感じでした。

みんなが乗っている

 軽自動車の中でトップクラスに売れているN-BOX。街中で多く見かけますし、ご近所や知り合いにも乗っている方がいるかもしれません。みんな乗っているということは無個性に思えてしまうかもしれませんが、何かあったときに誰かしらに聞けるという安心感があります。良いところも悪いところも、大勢の人と共有できるのです。iPhoneを使っている安心感みたいな感じです。

車両価格が高い

 気になった部分はやはり車両価格。だいたい142~202万円と、200万円を越えるとネックに感じる人もいるかもしれません。コミコミ200万以下くらいが現実的かなと思います。

 レビュー記事:車内が広くて運転支援も充実! Honda「N-BOX」に1週間乗ってわかった売れている理由

私ならこれを買う!

スズキ「スペーシア」をオススメ!

 私のオススメは「スペーシア」です。やはり、車両価格が200万円を越えてしまうと、家庭のおサイフ事情的になかなか辛いなと思いました……。予算内に抑えるために無理をしてグレードを下げるなら、最高グレードで178万円と200万円を切るスペーシアを推したいです。ちなみに、スペーシアは中級グレードの「HYBRID G 2WD・CVT」でも充分な装備が付いています。なので、138万円でセーフティーサポートを装備した中級グレードに乗れるというわけです。これが、私がスペーシアを選んだ1番の理由です。

 今回は人気の軽スーパーハイトワゴンのタント、スペーシア、ルークス、N-BOXについてレポートしました! この記事では最低限押さえておきたいポイントを、動画では重箱の隅をつつくように詳しく解説&若干辛口コメントもしているので、よろしければご覧になってください!

筆者紹介:矢田部明子

 中学生の頃、クルマのメカニズムに興味を持ち工業高等専門学校に入学。専門的な知識を学んできました。もちろん、クルマに乗るのも大好きで「ランドクルーザー60→ランドクルーザー76」と乗りついでいます。最近の唯一の癒しは、週末にオフロードに出かけることです!

 クルマのメンテナンスなど工業高等専門学校で学んだ知識と経験を活かして、様々な角度からお役立ち情報をお届けしていきたいと思います。

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