Windows 10のクイック設定はアクションセンターに組み込まれていたが、Windows 11では独立した。以前と同様、「Win+A」キーで表示し、音量や画面の明るさの調節、Wi-FiやBluetoothのオンオフなどができる。アイコンで開く場合は、通知領域にある音量とネット接続(Wi-Fi)、バッテリー残量の3つのアイコンがセットになっているので、そこをクリックすればいい。メッセージなどと一緒に表示されることがなくなり、使いやすくなった。
明るさと音量はゲージで調整でき、音量ゲージの隣にはサウンド出力の選択アイコンがある。バッテリー残量アイコンをクリックすると、「電源&バッテリー」の設定画面が開く。歯車アイコンからはすべての設定画面にアクセスできる。
アクセシビリティの機能 | |
---|---|
拡大鏡 | 画面の一部または全体を拡大して文字や画像を見やすくする |
カラーフィルター | 色味を変更して写真やテキストを見やすくする |
ナレーター | 画面の要素を読み上げてくれる機能 |
モノラルオーディオ | 1つのチャンネルですべてのサウンドを聞くようにする |
固定機能 | キーの同時押しをサポートしてくれる |
筆者の環境ではWi-FiやBluetooth、機内モードのオンオフのほか、バッテリー節約機能、集中モード、アクセシビリティの合計6個のボタンが表示されていた。アクセシビリティを選択すると、拡大鏡やカラーフィルター、ナレーター、モノラルオーディオ、固定機能などのオンオフができる。画面下には「その他のアクセシビリティ設定」のリンクも用意されている。
右下の編集アイコンをクリックすると、クイック設定に表示するボタンを取捨選択できる。ピンを消すマークをクリックするとボタンが消え、「追加」メニューから追加できる。初期設定の6つ以外には、「キーボードレイアウト」「キャスト」「モバイルホットスポット」「近距離共有」「表示」「夜間モード」が用意されていた。
クイック設定で追加できる機能 | |
---|---|
キーボードレイアウト | 日本語/英語キーボードなどを切り替える |
キャスト | ワイヤレスディスプレーなどに接続する |
表示 | プロジェクターなどに画面を出力する |
夜間モード | ブルーライトをカットして目に優しい表示にする |
モバイルホットスポット | PCをWi-Fiルーターとして動作させる |
近距離共有 | 近くのPCと写真やURLを共有する機能 |
「設定」からでもアクセスできるが、「Win+A」キーでアクセス即実行できるのは便利だ。よく使う機能があるなら、クイック機能をカスタマイズして使い倒そう。
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