12月14日、Windows 11 Insider Preview Build 25267がDevチャネルにリリースされた。年内最後のDevチャネルへのリリースとなる。細かい不具合の修正がほとんどだが、タスクバーの検索ボックスの新しい試みがInsider Previewユーザーすべてに公開されている。
現在、通常のWindows 11では、タスクバーにある検索ボックスをクリックすると、検索画面が表示される。テキストを入力しても、検索画面側に入力されるので、検索ボックスのような見た目はただのデザイン。大きなボタンのようなものだ。
最新のWindows 11 Insider Previewでは、検索ボックスをクリックすると、まず右側に灯台や蠟燭台などのイラストが表示され、検索画面が表示される。しかし、検索画面側にはテキスト入力部分がなく、検索ボックスにそのまま入力できる。もちろん、従来通り、インクリメンタルサーチで絞り込まれていく。
この動作は「設定」の「個人用設定」→「タスクバー」→「タスクバー項目」で変更できる。これまでは「検索」のスイッチをオンオフするだけだったが、Windows 11 Insider Preview Build 25267では、プルダウンメニューになっており、「非表示」と直接入力が行える「検索ボックス」が選べる。
さらに、検索画面が表示される「検索ボタン」と「検索アイコンのみ」も用意されており、「検索ボタン」は従来と同様の動作をする。「検索アイコンのみ」は「検索ボックス」が表示されるものの、クリックするとボックスが消えて、検索画面が表示される。ちょっとこの2パターンを用意する意味がわからないが、これはInsider PreviewもしかもDevチャネルなので、正式版になるまでには整理されるだろう。
Windows 11 Insider Preview Build 25267はISOファイルもリリースされているので、クリーンインストールすることも可能。ダウンロードサイト(https://aka.ms/wipISO)からエディションや言語を選択すればダウンロードできる。
ほかには、Windowsセキュリティでファイアウォールの通知ダイアログをWindows 11のビジュアルに合わせたり、細かい問題の修正などが行われている。

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