不満だったメモリー容量、外部ディスプレー出力に改善
筆者のメインマシンはメモリー16GBのMac mini、持ち歩き用にメモリー8GBのMacBook Airも使っています。基本的には快適にM1ライフを満喫してきたわけですが、不満がなかったわけではありません。
まずはメモリー容量です。これまでのM1搭載Macは店頭売りのモデルが8GB、カスタマイズで最大16GBでした。ほとんどの用途は8GBで快適に使えますが、仮想マシンやアドビ製品などを同時に使うなら16GBが欲しいところです。
この原稿を執筆中のMac miniの場合、「物理メモリ 16.00GB」に対して「使用済みメモリ 14.25GB」。メモリプレッシャーは「黄色」表示になっており、体感できる速度低下はまだ起きていないものの、やや不足気味であることが分かります。
新型MacBook Proでは標準で16GB。M1 Proは最大32GB、M1 Maxなら最大64GBが選択できます。メモリーの追加は高価なオプションですが、「お金さえ払えばメモリーを積める」選択肢ができたのは嬉しい点です。
次にディスプレー出力です。M1世代ではMacBook AirとProは外部1画面、Mac MiniはHDMIとUSB Type-Cで合計2画面しか出力できませんでした。回避策としてUSB接続のDisplayLinkアダプタがあり、比較的うまく動いていました。
これがM1 Proでは外部2画面、M1 Maxでは外部4画面まで出力可能になっています(うち最大3画面が6K解像度)。それを超える多画面出力が必要な場合、DisplayLinkが機能するかどうかは検証したいところですが、ひとまずメインマシン利用に耐えられる水準にはなりました。
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