スポーツの秋は“スポーツゲーム”だ!
スポーツゲーム初心者をNBA沼に引き込む!? バスケゲームの金字塔『NBA 2K22』の魅力
提供: 2K Sports
天高く馬肥ゆる……などと言われる秋の季節。秋というと、“○○の秋”というように、とかく枕詞にあらゆるものを付けられがちだ。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋……などといろいろ言われているが、忘れてはいけないのが“スポーツの秋”でもあるということだ。
実は筆者は、今とあるスポーツに注目を寄せている。それがバスケットボールだ。先日行なわれた世界大会での日本人選手たちの活躍を見て、猛烈にバスケへの関心を掻き立てられたのである。
球技に関していうと、昨今は日本人アスリートがサッカー、野球、テニスなどで活躍する姿も見られる。バスケでも、日本出身の八村塁選手などが最高峰のプロリーグであるNBAで活躍する姿は記憶に新しい。
もともと筆者はそれほどスポーツに関心があるわけではなかったのだが、たまたま見ていたテレビでそんな八村選手の姿を目の当たりにし、同時にバスケの世界レベルの試合を目にしたことで、俄然興味が湧いてきた、というわけである。
しかし、興味を持ったからと言って、実際にやるのはなかなかハードルが高い。筆者はバスケを自分でプレイした経験はほとんどなく、せいぜいバスケ漫画を読んだことがあるくらい。そもそも、昨今の情勢のなかで多人数で集まるチームスポーツをするというのはなかなか難しい。それではバスケのプレイは諦めるしかないのか……いや、でも諦めたらそこで試合終了って漫画でも言っていたしな……。
そうして考えた結果、とある考えが思いついた。「そうだ、実際にプレイできないなら、ゲームでプレイすればいいじゃない!」自分でボールを持たずとも、ゲームをプレイすることで、バスケやNBAへの理解を深められるのではないか、というわけだ。
そうしてバスケのゲームを探し、行きついたのが「NBA 2K」だ。「NBA 2K」は、現在2K Sportsから販売されているスポーツゲームで、なんと1999年からという歴史のあるシリーズだ。毎年シリーズ作品が発売しており、NBAで活躍しているトップアスリートがゲームのパッケージを飾る。最新作である『NBA 2K22』では、日本版でのパッケージ選手が先述した八村塁選手になっており、筆者のように世界大会での活躍を目にした日本人の人も「おっ!」と思うポイントではないだろうか。
もしかしたら筆者同様、最近バスケに興味を持ったが実際にやるのはハードルが高い、と感じている人もいるかもしれない。そんな読者の方も自宅でできる『NBA 2K22』がどんなゲームなのか、本稿で紹介していきたい。
自分で制作したキャラでストーリーを進める
「マイキャリア」
とはいっても、実は筆者も「NBA 2K」シリーズは初体験。まずはどのようなゲームなのかを知らなければならない。ということで、ゲームを起動してみると、意外にもゲームモードが多めだ。さて、まずはどれからやるべきか……とりあえず、1番左端にある「マイキャリア」からやってみよう。
モードを選択してみると、初めにキャラクリエイトが始まった。どうやらこれがストーリーモードらしい。大抵のゲームではストーリーモードをプレイすることで、チュートリアルやらゲームの流れやらがわかるもの。これなら問題ないだろう。
キャラメイクは、結構細かい部分までカスタマイズが可能。目や鼻、耳、あごといった顔の設定はかなり豊富だ。App Store/Google Playで配信しているコンパニオンアプリの「MyNBA 2K22」と連携させると、自分の顔をスキャンして、キャラクターに反映させることもできるというから面白い。
さらに、選手としてのパラメーターも細かく設定可能だ。身長や体重、腕の長さなども設定でき、これらはパラメーターにも影響を与える。
さて、キャラを作成したらいよいよストーリー開始。どうやら開始当初の主人公は、NBAのドラフト候補となる優秀な学生選手らしい。イベントムービーを観ながら進んでいくと、なにやら試合をする流れに。あれ? すみません、まだ操作方法とかあまり理解していないんですけど……。
案の定自分が足手まといになり、チームは敗北。NBAのストーリーなのに、これひょっとしてプロになれないのでは……とにかく、ストーリー内で操作を覚えようというのはどうやら見通しが甘かったらしい。いったんマイキャリアを中断し、操作方法が学べるモードを探すことに。
チュートリアルを確認して、いざリベンジ!
探してみると、「PLAY NOW」モード内の「2KU」というメニューの中に、トレーニングという項目があり、ここで操作方法をしっかり練習できるようになっていた。Xboxコントローラー基準での基本的な操作は、移動が左スティック、パスが「A」、シュートが「X」長押し、「RT」を押しながら移動でダッシュ、「LT」を押すことでポストプレー/ディフェンス時の踏ん張り、「LB」で味方への指示出し、「Y」でジャンプブロック/リバウンド時のキャッチができる。
シュートは一定以上ゴールから離れた距離から打つ場合、X長押し時に操作している選手の横にメーターが出てくるので、適切なタイミングでボタンを離すことでゴールが決まる。ちなみに、ある程度ゴールに近い位置からシュートすると、自動的にレイアップしてくれる。この場合は、フリーならほぼ必ず決まると言っていいが、相手選手からのブロックによって成功率が下がるようになっている。
なお、シュートの操作は右スティックでも可能で、こちらを使いこなせるとダンクなどより多彩なシュートが放てるようになるが、初心者のうちはひとまず考えなくてもいいだろう。
しっかり学んでみれば、実は意外と操作は単純。どちらかというと、ドリブルの方向とディフェンス時のブロック方向、シュートのタイミングとジャンプのタイミングというような、読み合いの部分で勝負する印象だ。
さて、操作方法がわかったからには、再びマイキャリアに挑戦だ。どうやら最初の試合で負けてもプロになれてストーリーが続くようなので、プロ戦でリベンジといこう。なお、マイキャリアでは試合の合間にチーム練習のターンがあり、これをこなすことでキャラクターが強化されるので、試合に臨む前に忘れずやっておきたい。
最初よりはシュートを決められるようになったり、効果的なパスやディフェンスができるようになったりはしてきたが、やはりプロの世界は厳しかったようだ。というか、自キャラがベンチに引っ込んでいる時の方がチームが勢いがある気が……これはいわゆる、ミスディレクションというやつで味方を強化しているということであっているだろうか? うん、恐らくそうだろう。
とはいえ、徐々に操作にも慣れてきているのが実感できたので、初心者でもマイキャリアのストーリーを楽しみながらプレイしているうちに、ある程度思った通りに選手を動かせるようになっていくはずだ。自分の分身となるキャラがNBAのスターになっていく過程を観て、これまで知らなかったNBAの世界について知識が深まるかもしれない。
ちなみに、マイキャリアモードはPlayStation 5およびXbox Series X|Sの次世代コンシューマー機でプレイした場合、「ザ・シティ」というオープンワールドでのアドベンチャーモードと融合しているのも特徴だ。ザ・シティでは、1人用のアドベンチャーシナリオが用意され、オープンワールドRPGのようにクエストをこなしてくことでストーリーを楽しめる。ザ・シティでの探索を進めながら、シーズンごとに訪れる試合でキャリアを積む、というわけだ。
なお、PlayStation 5とXbox Series X|S以外の機種では、ネイバーフッドというクルーズ船をイメージした仮想空間内がその代わりとなる。ネイバーフッドでは、他のプレイヤーと遊べるアクティビティーが配置され、簡単なものではあるが報酬がもらえるクエストも用意されている。
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