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初めてだからこその新鮮な楽しみも!バスケ初心者が『NBA 2K23』を遊んでよかった4つの理由

2022年09月30日 11時00分更新

文● 梶井工太郎 編集●宮崎(ASCII)
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 かつてはどんなゲームも楽しく遊んでいたゲームキッズだった筆者も時間とともにおじさんになり、自分の好きなものばかりを選ぶようになってしまった。次第に短くなる可処分時間が、好奇心よりも安定を選択し、いつしか冒険を忘れてしまったのだ。

 そんな自分の現状に気づいた僕は半年ほど前、今まで避けてきたジャンルのゲームに挑戦しようと思いたち、死にゲーと呼ばれるジャンルのゲームに手を出してみることに。結論から言うと大ハマリ。やはり新たなジャンルに飛び込む冒険は必要なのだと、あらためて思い知った。

 そして今、僕の目の前にはバスケットボールのゲームがある。『NBA 2K23』。この9月9日に発売されたばかりのゲームだ。

 筆者のバスケ経験は、若いころに体育の授業でやったくらいしかなく、その知識も仕入元は全部漫画から。そんな自分なので、当然バスケットボールのゲームをしたことがなかった。スポーツに向いてない運動神経の持ち主だったこともあり、そのままスポーツとともにスポーツゲームからも距離をおいて生きてきたのだ。

 だが、僕の目の前には、さっきも言ったように『NBA 2K23』がある。そう、これは冒険であり挑戦だ。「死にゲーって自分に向いてなさそう」からの脱却に続く、「スポーツゲームって自分に向いてなさそう」からの脱却なのである。

 もしかしてものすごく面白いものを今まで触れずに生きてきて、損してきたのかもしれない。その日々を取り戻すのに、遅すぎるなんてことはないのだ。そう、僕は今日、人生初のバスケットボールゲームに挑戦する!

NBA 2K23: Season 1

結論から言おう! 食わず嫌いはやはり人生で損をする。『NBA 2K23』は面白いぞ!

 『NBA 2K23』は、バスケットボールゲーム「NBA 2K」シリーズの最新版。バスケットボールの本場アメリカでも大人気のゲームシリーズだ。本作では伝説のバスケットボールプレイヤー「マイケル・ジョーダン」選手の背番号が“23”だったことにちなんで、同氏をフィーチャー。

 マイケル・ジョーダン選手をパッケージカバーにしたマイケル・ジョーダンエディションが発売されたり、ゲーム内でも「Jordanチャレンジ」といった、彼のヒストリーを追体験できるコンテンツが実装されたりしている。

 もちろん僕だってマイケル・ジョーダン選手の名前くらいは知っている。今の若い人は知らないかもしれないが、彼が現役だったころは日本のCMに出演したり、コラボしたバスケシューズが売れまくったりと、ちょっとした社会現象のようにもなっていて、バスケをしない人でも知ってるくらい有名な選手だった。

 そういえば僕の友だちもマイケル・ジョーダンモデルのバスケットシューズを買ってたなぁ……。

今回は『NBA 2K23』のSteam版をプレイ

 本作は、筆者がプレイするSteam版をはじめ、PlayStation 5(PS5)/PlayStation 4(PS4)/Nintendo Switch(Switch)/Xbox Series X|S(XSX|S)/Xbox One(XO)と多くのプラットフォームで発売されている。自分の持っている機器で気軽に始められるのもこのゲームの魅力の1つだろう。

 ただ、次世代機版(PS5/XSX|S)とそれ以外(PS4/Switch/XO/Steam)とでは、ゲーム内のモードに少しだけ差があるようだ。が、そのあたりはおいおい説明していければと思う。

 Steam版のインストールに必要なドライブ容量は120GBほど。時間がかかりそうだったのでダウンロードは外出中に済ませておいた。つまり準備は万全ってこと。さあ、バスケ初心者がバスケットボールゲームを遊んでいくぞ!

まずは全ゲームモードを触りつつ紹介していく

 メニュー画面にはゲームモードがずらり。HIPHOPミュージックが流れる中、早速どうしたらいいか迷うが、ひとまず上から順番に触ってみてみようと思う。以下に自分で触ったり公式の発表を調べたりしてわかったことをまとめたので参考にしてほしい。

HIPHOPが流れるメニュー画面。おしゃれすぎる

マイキャリアモード

 自分の分身となるキャラを作成して、自分だけのキャリアを目指すストーリーモードといったところ。NBAドラフト後より始まるシリーズ史上最大かつ深く練られたストーリーが展開され、プレイヤーはNBAでの試合と、音楽、ファッション、ビジネスなどコート外のキャリアを両立させる……。なるほど。面白そうじゃないか。まずはこのモードをじっくり遊びたい。

プロバスケットプレイヤーとしてのキャリアを始めよう

 このモードでは、プレイするプラットフォームによって遊べるマップが違い、Steam版(ほか、Switch/PS4/XO)ではネイバーフッドと呼ばれる豪華客船「G.O.A.T.号」。次世代機版(PS5/XSX|S)ではザ・シティと呼ばれる仮想の市街地がフィールドとなる。

マイチームモード

 「マイチーム」モードでは、過去から現在まで時代を超えてNBAで活躍した選手たちを集めた自分だけのドリームチームを作成して楽しめる。このモードの特徴は、ゲーム内通貨を使うなどしてトレーディングカードのパックを購入できること。歴代NBA選手やコーチ、チームに影響を与えるスキルやパークなどがトレーディングカードになっており、獲得したカードでデッキを組むように自分のチームを編成できる仕組みだ。

 もちろん作成した自分のチームは、オンラインでほかのプレイヤーのチームと対戦させられるので、最強のチームを編成して臨みたい。

カードはプレイ中に獲得したゲーム内通貨などでパックを購入して増やせる

 パックを開ける演出が楽しかったので、僕もいくつかパックを購入して開けてみた。レアなカードを引いたときは演出も派手で、おそらく人気のある選手なのだろうなあ。ここで僕にNBA選手たちの知識がないのが若干歯がゆくなる。知識があればきっとテンション上がるんだろうなあと。

 日本でもサッカー選手や野球選手のカードは子どもから大人まで人気だ。集めるという行為自体が楽しいのは、僕もいろいろなカードゲームを嗜んでいるのでわかる。そうだ! NBAで活躍する日本人選手を集めたチームを作ってみようかな? 日本人選手が何人いるのか知らないけど。

Jordanチャレンジ

 マイケル・ジョーダン選手のヒストリーを追体験できるのが「Jordanチャレンジ」。マイケル・ジョーダン選手のキャリアから15の歴史的瞬間をプレイすることができ、大学時代に注目を浴びた初期から1998年のNBAファイナルで勝負を決めたシュートまで、彼が築いた伝説を追体験できる。

当時のテレビ放送を再現したフィルターが、リアルタイムで見ているかのような臨場感を演出している

PLAY NOWモード

 「PLAY NOW」モードはつまり「とりあえずこれ!」といった感じのモード。最初に触れておきたいトレーニングや練習試合ができる「2KU」のほか、「クイックマッチ」「WNBAクイックマッチ」「NBA トゥデイ」「オンラインクイックマッチ」「ブラックトップ」「フレンドとプレイ」といったメニューがある。

「クイックマッチ」と「WNBAクイックマッチ」は、手っ取り早く試合を開始できるモード。WNBAというのは女子プロバスケットボールリーグのことで、どちらも実在するプロチームから操作するチームを選び、試合が楽しめる

「NBA トゥデイ」は、現実のNBAのリーグ状況とリンクしたモード。その日に予定されているチームの試合を、選手の負傷状況なども反映したうえでプレイできる。そのため試合がない日はこのモードはプレイできない

「オンラインクイックマッチ」では、その名のとおりオンライン対戦ができる。ルーキー(新入生)から始まり殿堂入りまで、対戦相手に勝利して自分のランクを上げていこう

「ブラックトップ」は1on1や3on3、ハーフコートといったストリートバスケのルールで対戦ができるモード。このモードはCPU戦やオンライン対戦に対応しておらず、オフラインでの対戦モードとなっている。ゲームパッドを2つ用意して、友だちや家族と遊ぼう

「フレンドとプレイ」はフレンドとオンライン対戦が楽しめるモード。マッチング用のプライベートルームが作成できるので、フレンドを招待して対戦しよう

マイリーグモード

 「マイリーグモード」では、参加チームやシーズンの試合数、シーズン開始時期などをカスタマイズしてリーグ戦をシミュレーションできる。試合もすべてオートで進行させることができ、選手のトレードやドラフトなど、チーム運営シミュレーションとして楽しめる。

 ちなみに、このモードは次世代機版だと「マイNBAモード」と名前が変わり、若干内容に違いがあるようだ。

リーグに参加しているほかのチームと試合を行ない、頂点を目指す。選手のトレードなどチーム運営の要素もある

 さらにGMとしてマネジメントを楽しめる「マイGM」モードではプレイヤーがGMとして赴任し、経営陣や選手たちとコミュニケーションしつつ、さまざまな課題に取り組んでいくことになる。会話の選択肢がチームの士気に関わるなど、さらに一風変わったチーム運営シミュレーションが遊べる。

 少し触ってみたらなかなか面白かったので、このモードもじっくり遊んでみたくなった。普段よく街づくりや会社運営などのシミュレーションゲームを遊んでいるので、バスケ初心者の僕でもこういったゲームモードなら向いていそうだ。

オプション/フィーチャーズ

 オプションではグラフィック解像度の設定やゲームの難易度、1クォーターの長さを変更できるほかにも、シュート成功率、レイアップ成功率などかなり細かい設定が可能となっている。このあたりの調整はゲームに慣れてからのほうが良さそうだ。またゲーム内BGMのサントラなどもこのモードから聴ける。

変更できるパラメーターはかなり細かい

 せっかくなのでここでPCユーザー向けの情報を入れていきたい。オプション内ビデオ設定で選べるグラフィック解像度の設定は、640×480(4:3)から細かく選べる。筆者の環境3440×1440(21:9)のUWQHDディスプレーにもフルスクリーンで対応した。

 またオプションで出力先のディスプレーを選べるのもありがたい。マルチディスプレー環境のユーザーにとっても、「フルスクリーンでのプレイは無条件でディスプレー1」とならずに済むのは、細かい点だが使い勝手が良いところだ。

 筆者は普段3440×1440のウルトラワイドディスプレーでゲームを楽しんでいるのだが、仕事の際は2560×1440のセカンダリディスプレーにゲームを出力している。記事内に載せるゲーム画面のスクリーンショットは16:9のほうがバランスが良いからだ。

 そういうわけで今回、出力先ディスプレーの切替がオプションでできたことで、とても仕事がしやすかった。

グラフィック設定はオプション内のビデオ設定から

21:9のウルトラワイドディスプレーでの画面がこちら。画面の端から端までしっかりと広い視野でプレイできる

2KTV

 ゲーム内で動画コンテンツが見られるモードのようだが、日本語字幕などが一切用意されていないのでどういった内容なのかちゃんと理解できなかった。ゲームの紹介のようなムービーもあったようなので、日本語字幕の実装を今後に期待したい。

日本語字幕がないのが残念だ

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