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独自:日本企業のDX進まず、組織全体のITリテラシーも阻害要因に

PR TIMES

スキルアップAI株式会社
明確なビジョンとリーダーシップのもと社内人材で推進したい意向が顕著

 スキルアップAI株式会社(以下スキルアップAI、東京都千代田区神田三崎町3丁目3-20 VORT水道橋II 5F、代表取締役 田原 眞一)は、デジタル庁発足のタイミングに合わせ、日本企業のDX推進状況についてアンケート調査を実施しました。アンケートの結果から、DXを推進したいという考えとは裏腹に現場で進んでいない実態が明らかになりました。その要因として、かねてより懸念されていた人材不足やトップのリーダーシップに加え、組織全体のITリテラシーも阻害要因になっていることがわかりました。


 アンケート調査は2021年8月にオンラインで実施し、スキルアップAIの講座やイベントの参加者コミュニティ、一般社団法人日本ディープラーニング協会や日本マイクロソフト株式会社のコミュニティ、SNSなどで広く呼びかけ、回答件数は175件でした。本プレスリリースでは、アンケート結果の一部を公開いたします。また、各設問より「その他」の回答数を除いて表示しています。

問:あなたの職場(会社員の場合は勤務先企業、フリーランス等の場合はクライアント)ではDXを進めるべきだと思いますか。

はい 170
いいえ 3
(回答数 173件)
 回答者の実に98%が勤務先企業(またはクライアント)でDXを進めるべきと回答しています。

問:あなたの職場(会社員の場合は勤務先企業、フリーランス等の場合はクライアント)で具体的にDXが進んでいますか。最も当てはまる選択肢を一つ選んでください。

はい 61
DXのプロジェクトは立ち上がっているが進んでいない 59
DXは進められていない 52
過去に失敗してから進捗が止まっている 0
(回答数 172件)

 一つ前の設問でほとんどの人が「DXを推進するべき」と回答する一方で、実際にDXが進んでいると回答している人は3割強にとどまっています。「DXのプロジェクトは立ち上がっているが進んでいない」という回答も3割強あり、ひとまずDX推進部やDX推進プロジェクトを立ち上げたものの、うまく進捗していない状況が推察されます。

問:あなたの職場でDXのプロジェクトが進んでいない理由は何だと思いますか。最も当てはまる選択肢を一つ選んでください。

人材不足 53
ノウハウ不足 40
他に優先するプロジェクトがある 1
必要性が無い 7
予算不足 3
(回答数 115件)


 一つ前の設問では多くの企業で思うようにDXが進められていないことがわかりましたが、その理由については、人材不足とノウハウ不足を上げる声が多くありました。予算不足の回答がとても少なかったことから、各企業においてDX推進を重要課題と位置付け、必要な予算措置は行える状況であることが推察されます。

問:あなたはDXの成功に必要な要素は何だと思いますか。最も当てはまる選択肢を一つ選んでください。

DX推進のビジョン 53
トップのリーダーシップ 39
組織全体のITリテラシー 37
組織風土 21
専門的な知見を持った人材 19
(回答数 169件)

 DXの成功に必要な要素としては「DX推進のビジョン」を上げる声が最も多く、次いで「トップのリーダーシップ」「組織全体のITリテラシー」と続きました。このことから、一部の担当者だけが知識や意識を持っているだけではDXは進まず、トップがビジョンを示し、リーダーシップを発揮するとともに、社員全員でそれを受け止めるための基礎的なITリテラシーを持つことが必要と考えられてることが推察されます。

問:あなたはDXのプロジェクトをどのように進めてほしいと思いますか。最も当てはまる選択肢を一つ選んでください。

意欲のある人の自己研鑽を支援する形で人材育成 80
担当部署の人材を法人研修等で育成 34
外部の人材を受け入れて推進 29
外部の専門企業やサービスを導入 16
(回答数 159件)


 DXのプロジェクトの進め方については、「意欲のある人の自己研鑽を支援する形で人材育成」が最も多く、次いで「担当部署の人材を法人研修等で育成」でした。このことから、自社のDX推進を社内の人材を有効活用することで実施していきたいと考えられていることが推察されます。

参考:あなたの職種について当てはまる選択肢を一つ選んでください。

エンジニア・技術職(プログラミングやデータサイエンス分野) 64
エンジニア・技術職(プログラミングやデータサイエンス分野以外) 60
企画・営業職 33
一般事務職 5
(回答数 162件)

本アンケートの回答者の職種構成は上記のとおりです。