量子AIなら難しいスケジュール調整もできるはず (写真はグーグルの量子プロセッサ「Sycamore(シカモア)」)
コロナ禍で外出がめっきり減った2020年を過ごしてみると、カバンの中身もだいぶ様変わりしてきます。
筆者は米国にいる頃も含めて、とにかくモバイル環境でいかに軽快に仕事をするか?ということに注目し、セルラーモデルのiPad ProとApple Pencil、Magic Keyboardの組み合わせを「モバイルに最適なコンピュータ」と定義し、できるだけこれだけを持ち歩く生活にしてきました。
外出先でも通信し続けられ、それでいて夜までバッテリーを持たせることができ、原稿を打つ仕事、情報をまとめる仕事、素早くメモを取る場面を1台で済ませるようにしました。
こうすると、iPhoneへの負荷が減り、iPhoneも夜までバッテリーの心配をせずに過ごすことができて、ほとんど充電が必要ない生活を作り上げられます。夜、iPadとiPhoneをきちんと充電さえすれば、翌日の仕事はきちんとこなせる。そんなペースでした。
しかし外出しなくなり、デスクトップのコンピュータが仕事のメインとなりました。そこで画面が大きく快適なiMacを導入し、その周囲にライトとマイクを配置し、オンライン会議やオンライン授業のクオリティアップに取り組みました。
グリーンバックまで張って画面合成もキレイにできるようにしたデスク周辺を見て、「一体どこを目指すんだろう?」という疑問も抱かざるを得ないような状況ではありますが、それも画面の向こうの学生のことを思えばこそ。
大学の授業は90分で、それを1日4コマもこなす場合、音にしても映像にしても、少しでも質が高い方が良いはず。被写体と声はどうにもならないのですが。
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