D1グランプリ2021 TOYO TIRES密着レポート!第3回

大トラブル発生のD1GP 3~4戦はTOYO TIRE勢は悔しい結果に

文●栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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【第4戦・単走】松井選手単走優勝に
雨宮勇監督から「ありがとう」

 雨予報だった6月27日(日)は、前日に引き続き晴れ。ただし雲は増え、次第に崩れていくという予報。DOSSはこの日も修復せず、引き続きヒューマンジャッジとなりました。まず高得点を出したのは松井選手。1本目で99.15を出しトップに立つと、2本目は前日同様キャンセル。

 藤野選手は1本目92.25、2本目96.90という結果に終わり、2日連続で追走トーナメント進出ならず。

 川畑選手は最終組の最終出走車。1本目は最終コーナーとなる第一ヘアピンでミスをして76.50と崖っぷちに。ですが2本目にミスを修正し、98.50で5位通過をはたしました。松山選手は97.60で15番手で通過。この松井選手の99.15を超える選手は現れることなく、松井選手の単走優勝が決定しました。

単走優勝をはたした松井選手とチームスタッフ

 松井選手は「マシンに若干トラブルがあったのですが、その中でメカニックが整備してくれた。昨日同様、グループ内の上位に入れば追走へ行けると思ったのですが、状況が代わって、通常通り全体の上位ということで。小さなミスはあったけれど、外には現れない状況だったので、自分の中では上できだと思います。ニューマシンになって1年と4戦目で、トラブルが続いたりして結果が出ずに申し訳ない気持ちでしたけれど、ようやくメダルが取れる位置に来ることができました」と安堵の表情。そして、この結果にRE雨宮の雨宮 勇代表からは「ありがとう、という言葉をいただきました。普段は言葉数が少ないのですが、それゆえ言葉が重いんですよ」と噛みしめるように話をされました。

【第4戦・追走】ベテラン同士の戦いを川畑選手が制す

グリッドに着く川畑選手

 川畑選手のベスト16戦に対戦相手はベテランの上野選手(TEAM VERTEX SAILUN TIRE)。川畑選手先行の1本目は1ポイント川畑選手アドバンテージ。川畑選手後追いの2本命はきっちり差を詰めて0.5ポイントアドバンテージで川畑選手の勝利。

田中選手先行の1本目、川畑選手との接触によりバンパーが外れてしまう

 ベスト8戦の対戦相手は、田中選手(LINGLONG TIRE DRIFT Team ORANGE)。1本目、川畑選手が田中選手に接触してしまい、4.5ポイントのアドバンテージを与えてしまいます。逆転は難しいと思われた2本目。

川畑選手先行の2本目、後追いの田中選手は大きくコースオフする

 今度は田中選手にミスが続き4.5ポイントのアドバンテージを獲得。結果、再戦となったのですが、田中選手先行の1本目、田中選手が0.5ポイントのアドバンテージを獲得。

再戦の1本目、川畑選手が少し後ろを離されてしまう

 入れ替えての2本目で、川畑選手は善戦するもイーブンとの評価。これにより川畑選手の7位が確定してしまいました。

横井選手と松井選手の対戦

 松井選手は、ベスト16戦で斎藤久史選手(マチュアーミヤセイミツS15)に勝利するも、ベスト8戦の横井選手との対戦で、驚異的な後追いを魅せるもコースオフを期して敗退。松山選手はベスト16で中村選手と対戦し、こちらも善戦するも敗退してしまいました。

決勝後、優勝の勝ち名乗りを受けた直後の小橋選手

 決勝は小橋選手と横井選手の対戦。横井選手先行の1本目、小橋選手はピタリとつけて1コーナーに侵入。ですが横井選手がアウト側に膨らんでしまい失速し、小橋選手と接触。横井選手は走行することができずリタイアを宣言して、小橋選手の優勝が決定しました。小橋選手は「筑波サーキットは僕の中では好きなサーキットで、最終戦のセッティングデータもありました。ですが、ちょっと噛み合っていなくて。今回は運が僕に味方したと思います。せっかく、ここでポイントがゲットできたので、次のエビス戦は2連勝したいと思います」と、エビス戦5連勝中であることをアピール。

 横井選手は「先行で点数をしっかり取ろうとしたらわずかに甘くて。お互いドリフトを続けたい一心で突っ込んでいったように思いました。直せなくはないのですが、いい走りができないので、リタイアすることを決意しました。自分のミスでやったことなので、後悔はありません。エビスはスイッチの入った小橋くんのいスイッチを折りに行きたいと思います」とリベンジを誓いました。次戦は8月20~21日の2日間、D1の聖地である福島県のエビスサーキットで開催されます。

昨年のエビス戦でエビス名物ジャンプドリフトをする川畑選手

ドリフトしながら駆け上がる藤野選手。昨年はコロナ禍の影響で観客の入場は大幅に削減されたが、今年は解除されることを期待したい!

 大会終了後、藤野選手・川畑選手の両名に話を伺いました。

川畑選手「今回、ペダルを今までのオルガン式から吊り下げ式に変更して大会に挑みました。第3戦の単走は、1本目の空送区間が真っすぐということで、2本目に修整をしたんですけれど、戻ってしまって。空送区間であそこまで減点されるとは思いませんでした。その後、ヒューマンジャッジになったのですけれど、できれば最初からやり直したかったですね。でもルールで決まっているから仕方ないですね。第4戦は修整して単走は通過して追走に行けたのですが、どうもエンジンの調子が悪くて。田中選手との対戦は1本目にプッシングしてしまい、それは僕のミスです。2本目は田中選手がミスをしたのですけれど、外で見ていたチームスタッフによるともっとミスをしていたという話で、もっと減点が多いのかと思ったのですが。足回りはよいので、チームにエンジンを直してもらって、エビス戦に挑みたいと思います」

藤野選手「筑波に来て色々と調整をしたのですが、たまたま奥伊吹が良かっただけで。現状は課題がいっぱいありました。スピードが出れば出るほど、課題が出ました。リアのアーム類が、なぜか走っているとキャンバー類がズレてきて。見ているんですが原因がよくわからず。いずれにせよ自分の責任で。何にせよ気持ちよく乗れる車ではなかったです。次のエビスまでには車を直して、エビスは嫌いだと言っても、そうも言っていられないし、このままで終われるわけにはいかないので頑張ります」

Team TOYO TIRES Drift両選手のエビスリベンジに期待しましょう!

筑波サーキットの会場の様子

 前戦の「RE雨宮応援スタンド」に引き続き、筑波大会では、タイヤメーカーの応援スタンド席が設置。各タイヤメーカーから、それぞれグッズなどのプレゼントもあり、TOYO TIRESではタオル、マスク、メガホンまたは鳴子などのグッズが用意されてオトクでした!

 TOYO TIRESのブースでは今回もステージイベントはなく物販のみで、1日も早くコロナ禍が収束して欲しいと思った次第。好天の中暑い日の応援にピッタリなのが今治製のタオル。応援スタンドでは、タオルを首からかける方の姿を多く見かけました。

野村 謙さんが気に入っていたガルパントラック

野村謙さんは現役時代、ガルパン痛車で参戦していた(2017年筆者撮影)

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