ハードウェア要件は厳しめ
Windows 11ではハードウェアの要件が引き上げられています。数字としては大したことがないように見えますが、「お使いのデバイスがこれらの要件を満たしていないと、 Windows 11をインストールできません」と説明されています。
たとえば学校向けの「GIGAスクール」PCはメモリが4GB以上、ストレージが64GB以上と決められており、問題なさそうです。「セキュアブート」や「TPM 2.0」も必須になっていますが、これらはBIOSで無効化されている場合もあり、少し混乱が起きそうです。
この要件を満たさないPCは、たとえ正常に稼働していたとしてもソフトウェア的に「寿命」を迎えることになります。ただしWindows 10自体のサポートは2025年10月14日まで続くのですぐに問題になることはないでしょう。
全体的に見て、Windows 11の中身は「2021年後半に予定されていた定期アップデートの名称を変えたもの」という印象を受けますが、その裏ではよりセキュアで現代的なPCへの移行を促す意味合いもありそうです。「11が最後」とは言っていないことから、今後も大きなアップデートでは数字を増やしていくのかもしれません。
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