このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 5 次へ

石川温のPCスマホニュース解説 第109回

アップル「AirTag」子どもに持たせられない理由

2021年04月27日 09時00分更新

文● 石川温 編集● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

●忘れ物が多い人ほどiPhoneを使うようになる?

 いまだに「子どもにAirTagをつければ居場所を特定できて安心そう」という声があるが、そもそもAirTagは人に対して使うのは推奨されておらず、そもそもピロピロ音が出てしまうので難しそうだ。

 カイアン・ドランス氏は「家族や大切な人を探すなら、iPhoneの探すアプリで『人を探す』が使える。子供であればApple Watchのファミリー共有設定により、親のiPhoneに子供のセルラー版のApple Watchをペアリングさせて、探せるようになっている」と語る。

 アップルではこの「探す」ネットワークをサードバーティにも開放。AirTag機能を内蔵した自転車やスーツケースなどをサードパーティが発売すれば、身の回りのあらゆるものが探し出せるようになりそうだ。

 「よく忘れ物をするからこそiPhoneを使い続ける」という人も出てくるかもしれない。

 

筆者紹介――石川 温(いしかわ つつむ)

 スマホ/ケータイジャーナリスト。「日経TRENDY」の編集記者を経て、2003年にジャーナリストとして独立。ケータイ業界の動向を報じる記事を雑誌、ウェブなどに発表。『仕事の能率を上げる最強最速のスマホ&パソコン活用術』(朝日新聞)など、著書多数。

前へ 1 2 3 4 5 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

ASCII.jp RSS2.0 配信中