●数日でピロピロ鳴りはじめる
AirTagをそっとカバンのなかに忍ばせておき、人の行動を監視したりできないものなのか。アイドルにプレゼントを贈って自宅を特定したり、旦那の浮気現場を探し出そうと奥さんがカバンの中にAirTagを入れておくといったことができてしまわないのか。
カイアン・ドランス氏は「AirTagは不要な追跡をさせないように工夫している。人を追跡するためには作られていない」と断言する。
実際、AirTagをカバンに入れてしばらく持ち歩いてみた。すると、何日かして、AirTagがピロピロ鳴るようになった。AirTagを持っていない人からすると「なんだこれは」ということになる。
ちなみに、この状態のAirTagにiPhoneやAndroidスマホをタッチさせると「あなたは追跡されているかもしれない」ということで、AirTagを無効するための方法である、電池を抜く方法を教えてくれる。今回、AirTagは電池を内蔵して充電するのではなく、一般的なボタン電池を外せる仕様にしているのは、こうした配慮から来ているのかもしれない。
ちなみにiOS 14.5以上のiPhoneであれば、近くに知らないAirTagがあった場合「このAirTagの所有者はあなたの現在地を見ることができます」というメッセージとともに、行動履歴を見せてくれるようになっている。

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